こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、コブクロ9枚目のアルバム「TIMELESS WORLD」を全曲ご紹介しようと思います。
それでは、どうぞ!
コブクロ「TIMELESS WORLD」全曲紹介
「SUNRISE」
缶チューハイの「アサヒもぎたて」CMソングとなった、浮遊感溢れる高音で綺麗な楽曲。
“SUNRISE”と”STARLIGHT”という真逆の言葉で韻を踏んでいるのが小渕さんらしくて素敵ですね。
日々の悩みも”太陽”と”星”から見ればちっぽけなもので、そんな気持ちも丸ごと包み込んでくれるまさに”陽だまりのような歌”。
SUNRISE 浴びる光の色が 今日を創り出す
STARLIGHT 海の向こう側で 明日を描く星に 光 届ける
SUNRISE FOR STARLIGHT
「未来」
映画版やアニメ版の「orange」で何度も主題歌に抜擢された、27thシングル曲。
何通りにも分かれた”枝”の先に、それぞれのまだ見ぬ”未来”が待っているというメッセージソング。
そして、コブクロの歴史を辿れば「桜」「蕾」に並ぶ三部作に位置付けられる重要な楽曲。
今作リリース後に行われた“TIMELESS WORLD”ツアーのクライマックスで、[桜⇒蕾⇒未来]と続けて演奏される演出に感動してしまいました。本来は[枝⇒蕾⇒花]と真逆の順番ですが、ここまで歩んできたコブクロの歴史が凝縮された素晴らしいセットリストだと思います。必見です。
「何故、旅をするのだろう」
「JR西日本/JR九州/山陽新幹線/九州新幹線」CMソングとなった、”旅”をモチーフにした自問自答ソング。
ミュージシャンという生き物は、曲を作り、レコーディングを行い、それを演奏するために全国をツアーで旅して回るという、”旅人”みたいな部分もあると思うので、こんな素敵な歌詞が書けるのですね。
穏やかだけになりがちな暖かい曲調の中にも、「Far away from home, there is another sky tells all」のコーラスが効いてて、ビシッと引き締まっているように聴こえます。
どんな写真機でも写せない
澄んだ色が まだ あの空にはある
「tOKi meki」
ロッテ「ガーナ」のCMソングながらも、“OKダンス”のおかげか、意外とライブで頻繁に演奏されているライブ定番曲。
“O”と”K”だけ大文字の楽曲タイトルや、チャーミングな歌詞が小渕節全開で素敵です。
そして、こんなにキラキラな歌詞が来ても動じずに歌い上げる黒田さんとのパートナーシップが本当に素敵です。黒田さん曰く「あらゆるシチュエーションを想定済みなので、一切動じませんよ(笑)」だそうです。コブクロのそんな絆に”tOKi meki”ますね。
君がいるなら OK OK OK どんな場面も ときめきが溢れ出す
君がいるなら OK OK OK 何をしてても ときめきが止まらない
「SNIFF OUT!」
ドラマ「警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜」主題歌の主題歌となった、5作目の配信限定シングル曲。ライブでは火柱が吹き上げていた、怪しげな雰囲気漂う”嗅ぎ分けろ!”と名付けられたクールな1曲。
3rdアルバム「STRAIGHT」収録の「真実の口」を彷彿とさせる”嘘の歌”ですね。個人的に「LとRで僕を殴るんだ」と「鍵開ける」が突き刺さります。
誰にも 心に痛む場所がある 真っ赤に腫れた 嘘のアザ
傷つけないように 曲げた真実が また真っ直ぐ突き刺さる
愛が全てを 嗅ぎ分ける
「サイ(レ)ン」
25thシングル「陽だまりの道」のカップリングに収録され、”陽だまりの道”ツアーの1曲目に演奏された楽曲。
インターネットやスマホの普及により、直接対面しなくても会話が出来て、”スリル”も”ミス”も無くなり、どんどん希薄になっていくコミュニケーションに”サイレン”を鳴らしながらも、“君”にだけは直接会いたいと”サイン”を”贈る”歌。
この歌は”直接会う”ライブという場で生演奏すること自体に意義があり、そう考えるとエモいですね。ダウンロードだのサブスクだの、この記事を書いている今はコロナウイルスだので、音楽もどんどん電子化が進んでいますが”ライブ”という”究極のGIFTを贈り合う場所”だけは絶対に無くして欲しくないですね。
「hana」
こちらもロッテ「ガーナ」のために書き下ろされた、CDはツアーグッズのタオルに付属という、4作目の配信限定シングル曲。
こちらもサービス精神旺盛な小渕節が満載で、サビ部分にタイアップに向けた言葉遊びが隠されています。ゆっくり歌ってみたら、分かりやすいかもしれませんね。凄すぎます。
君が何度(なんど)も何度もくれた 優しさ
時が流(なが)れ流れても 赤く染まったまま
胸が 何故(なぜ)かこんなにヒリヒリ痛いよ
「星が綺麗な夜でした」
2015年の”奇跡”ツアーで初披露された、東京タワーのテーマソングとなった楽曲。
“サビしか存在しない”という曲の構成がとても珍しく、綺麗な歌詞とメロディとは対照的な、サポートギタリスト福ちゃんの伸びやかな熱いギターソロを堪能できる特異な1曲。
この曲は小渕さんのお父様が亡くなられた夜の”星空”を忘れたくなくて書いた歌だそうです。
星が綺麗な夜でした 知らぬ間に閉じた目の中で
一つ一つの想い出と 夜空の彼方を歩いてる
「Twilight」
映画「トワイライト ささらさや」の主題歌として書き下ろされた、3作目となる配信限定シングル曲。このシングルを引っ提げて、2014年にいつもとは違うアコースティック編成での”Acostic Twilight”ツアーが開催され、ファンクラブ会員限定販売として映像化もされています。
もう逢えなくなってしまった恋人を心配するという、どこか”あなたへと続く道”を彷彿とさせるような歌詞と雰囲気で、個人的に大好きな1曲です。
そこに いつでも僕がいる事 想い出と手を繋いで
僕の居ない道を 君が真っ直ぐ歩けるなら
何処にも還らない その心の中に居るよ
「Tearless」
アルバム恒例の、黒田さん作詞作曲楽曲。今回はまさかのEDM風アレンジの楽曲でした。黒田さん曰く、タイトルの意味は「もう涙を流させたくない」とのこと。
黒田さんと小渕さんの歌が激しく展開しながらも、メインのテーマがリフレインしてる構成がめちゃくちゃカッコ良いと思います。
これまたファンクラブ限定販売でしたが、黒田さんの誕生日である2017年3月18日@和歌山ビッグホエールで7年ぶりに開催された「コブクロファンフェスタ2017」では、黒田さん作詞作曲の楽曲をメインで演奏するという夢のようなセットリストが展開されました。あの映像はコブクロファンとしては必見中の必見だと思います。小渕さんの「では最後に、もう一吠えしてもらいましょう!」から演奏されたアンコールでの「DOOR」は感無量でした。
話が逸れてしまいましたが、この「Tearless」ももちろん「KOBUKUROAD3」という映像作品に収録されています。是非。
「陽だまりの道」
ドラマ「ブラック・プレジデント」の主題歌として書き下ろされた、25thシングル曲。
2014年には、シングルの発売前から全国を巡る”陽だまりの道”ツアーも開催されました。
小渕さん曰く「”人生という道”を歩いていく上で、自分にとっては「これさえあれば」と思える”当たり前”を忘れないように、思い出せるように、柔らかな陽だまりのような想いを込めました。」
「42.195km」
もはや小渕さんの参加が毎年恒例となっている大阪マラソンの、公式テーマソングとなった2作目の配信限定シングル。
コブクロ初の”関西弁ソング”となっていますが、さすが大阪は堺のストリート出身コンビ。バチバチに関西弁がハマっており、マラソンだけに留まらず人生を走りきるための痛快な応援ソングとなっています。
あちこちにガタが来るたび もうやめてしまおうか迷ったけど
がむしゃらに なれるものに 次いつ出逢えるか分かれへんから
関西弁なのでネタ楽曲と思われがちかと思いますが個人的には、かなりの大名曲だと思っております。小渕さん曰く「フルマラソンは本当にしんどいんです!たまたまやラッキーなど無い、練習の積み重ねのみが答え。仕事よりもしんどい事を作れば、仕事がしんどくなくなる!」と豪語されているのも頷けるような、ほんと良い歌。
しんどいんはみんな一緒 そんな時はもう笑ろといたらええねん
諦めへん人にだけ ゴールはやってくる
「奇跡」
ドラマ「DOCTORS3 〜最強の名医〜」主題歌となった、26thシングル曲。
6thアルバム「5296」収録の「風の中を」をシングル級にブラッシュアップしたような、疾走感溢れる命の応援歌。ラストに転調し、そのまま最後の最後までノンストップで駆け抜けていきます。
生まれたあの日僕らが 証明した確率は
何千億分の1 命のレース勝ち抜いた HERO
覚えているわけもありませんが、僕らがこの世に生まれてくるまでにも天文学的な確率の”奇跡”を起こしているという事実があることを、思い出させてくれる歌だと思います。
「NO PAIN,NO GAIN feat.布袋寅泰」
作詞:コブクロ(小渕さんと黒田さん)、作曲:布袋寅泰 という個人的に最高なコラボレーションの1曲。コブクロとして初めて誰かに作曲を依頼した楽曲だそうです。
シンプルな歌詞とメロディながら、曲が進むにつれて様々なアレンジが展開されていく力強い楽曲。布袋さんのギターも存在感抜群で、個性のぶつかり合いが楽しめる濃い1曲だと思います。
もぎ取られても 引き裂かれても 地図は渡さない NO PAIN, NO GAIN
涙で固めた 夢は砕けない 明日に掲げろ NO PAIN, NO GAIN
「STAGE」
多種多様な14曲を歌い終わり、今作「TIMELESS WORLD」のラストに収録されているのは“歌を唄う場所=ステージ”の歌。
コブクロとして初めて立ったステージは、高さ20cm程度の木の台だったそうです。ですが、ストリート時代にお客さんと同じ目線で歌ってきたため、その20cmにものすごい違和感を感じたそうです。それからライブを重ね、ステージがどんどん高くなっていった今でも、1番近くに居てくれる人達を想いながら、果てしなく遠くまで届くように願って制作された楽曲。
夢を拾った 桜の下で
君に出会わなければ 今 ここにいない
10年先も 僕等のSTAGEを
支える柱はきっと 君なんだ 信じているよ
5thアルバム「NAMELESS WORLD」から約10年後にリリースされた、本作「TIMELESS WORLD」のラストに収録された歌は“10年先も唄い続けていたい”という願いの歌でした。
おわりに
以上、「TIMELESS WORLD」収録の15曲を全曲ご紹介してみました。
過去の楽曲との確かな繋がりを感じ取れるような、まさに時間を超えた名盤だと思いますので是非チェックしてみてくださいね!
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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