こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、コブクロ4枚目のアルバム「MUSIC MAN SHIP」を全曲ご紹介しようと思います。
それでは、どうぞ!
コブクロ「MUSIC MAN SHIP」全曲紹介
「東京の冬」
本作のオープニングを飾る、淡々としながらも内に秘めたる情熱を確かに感じる誓いの歌。
小渕さん曰く、“地名”をここまでメインテーマとして取り上げた上に、タイトルにまでつけた楽曲は初とのこと。
“東京”という一般的に”冷たい”イメージが強い街だからこそ、そこで生きていくためには”自分”の中に”熱い想い”が必要であるという、今作「MUSIC MAN SHIP」を体現するかのようなメッセージソング。ちなみに本アルバムからプロデューサーが不在の”セルフプロデュース”作品となっています。
淡々としたエレキギターでのブリッジミュートとギターソロの煌びやかなツインリードとの対比が美しい、隠れた名曲だと思います。
夢のカタチ この街の何処かに見つけ出して
よどんだ雲の隙間から 差し込む日にかざすよ
届け 届けと照らしてる この光
まだまだ遠い春へ 誓いを立てるように
「Million Films」
NTT西日本の電報イメージソングとなった両A面の10thシングル曲。その後にポテトチップスのCMソングに採用されたことで知名度が上がり、コブクロの代表曲にもなりました。
語ることは何も無いくらいの単純明快で素敵な”LOVE SONG”ですが、小渕さんがこの曲で伝えたかったメッセージは2番サビ部分とのことでした。いつかは必ず曲にしたかったそうです。
大好きな曲なので、そのうち弾き語りしてみたいと思います。アコギで弾きたい人も多いと思うので、ややこしいイントロのアコギリフ部分の解説動画も作ってみますね~。乞うご期待。
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」
コブクロ初のカバー曲となった、シンガーソングライター馬場俊英さんの楽曲。
黒田さんがFM802のディレクターさんから教えてもらった曲だそうで、あまりの歌詞の良さに2人で驚き、小渕さん自らホームページのメールフォームから連絡してカバーに至ったそうです。
生々しいリアルな歌詞に胸が締め付けられるような熱い応援歌。ラストの掛け合い部分にはご本人の馬場俊英さんもコーラスで参加されています。
一体誰があの日オレに一発逆転を想像しただろう?
でもオレは次の球をいつだって本気で狙ってる
いつかダイアモンドをグルグル回りホームイン
そして大観衆にピース! ピース! ピース! ピース! ピース! ピース!
「永遠にともに」
NHK「みんなのうた」で採用された楽曲、そしてそれ以上に陣内智則さんの結婚式で歌われたことで一躍有名になった両A面の10thシングル曲。
元々は小渕さんの友人の結婚式(新郎新婦ともにコブクロのコンサートスタッフとサポートミュージシャンだったそうです)に際して、特別に書き下ろされた楽曲。
今となっては超有名曲となったこの「永遠にともに」の作曲風景がコブクロのライブDVD「LIVE!GO!LIFE!」に特典映像として収録されているので、あれは必見です。
結婚式前日に30分で作曲し、黒田さんに「これ一緒に歌える?」と尋ねるも突然過ぎて歌えるわけもなく、結婚式当日は小渕さんお一人で歌われたというエピソードも含めて、大好きな歌です。
「Rising」
各アルバムで恒例になりつつある黒田さん作詞作曲の新曲。
はじめに、フワ~っと開けた雰囲気の楽曲を作りたい思いがあって、そこにセルフプロデュースが始まっていく今の心境を作曲と同時進行で重ねていった楽曲だそうです。
ラブソング風の歌詞も2パターン目として書いたそうですが、初期衝動にはインパクトで勝てないと思い現在の歌詞を採用されたそうです。
まさに「MUSIC MAN SHIP」の船出にピッタリな黒田さんらしい楽曲だと思います。
Rise開かれた道 照らしだす闇 鳴り響くファンファーレ
始まるサバイバルレース 答えなどない 遥かな旅路へと
「光の誓いが聴こえた日」
小渕さんの乾いたテレキャスでのイントロが印象的な、男気溢れるロックチューン。
小渕さんが自身の中にある”男らしさ”を探して歌詞を書き起こした楽曲で、主人公が進む先に光を照らし続けてくれと叫んだ、答えがタイトルに冠されているのがカッコいいですね。
ライブでは滅多に披露されないレア曲ですが、是非1度生のバンドセットで体験してみたい1曲です。
さぁ!君を照らしだす光よ “消えない” と 今 ここで誓ってゆけ
誰にも見えない道を行く あの足下を 照らし続けてくれ
「DOOR」
前曲に引き続いて、コブクロの全楽曲の中でもトップレベルに男らしい楽曲。
黒田さんの処女作であり、インディーズ時代からの古い楽曲でもある9thシングル曲。
インディーズ時代、ストリートライブをやっている頃のコブクロそのまんまの歌。
黒田さん曰く「とにかく何があっても3年はやろうと結成して、3年経って何も結果が出せなかったら僕はもうやめる覚悟でやってきました。“いくしかないだろう”この歌はこの言葉に尽きますね。」
「エピローグ」
小渕さんがはじめて女性目線の言葉で綴った、救いの無い切なすぎる失恋ソング。
ピアノとストリングスの切ない雰囲気に、小渕さんの透き通るような歌声と泣きのガットギターソロが似合いすぎてて、個人的に今作で1番好きな名曲です。
前曲、前々曲のような黒田さんの男らしさと、小渕さんの優しくて切ない女性的な一面が混ざり合ってるのもコブクロの大きな魅力だと感じさせられますね。このアルバムやっぱり最高ですね…。
「HUMMING LIFE」
セルフプロデュースらしい、これまでのコブクロとは一味違う遊び心満載の楽曲。
小渕さん曰く「今まで使ったことの無い言葉をいっぱい使えた曲」だそうです。
こういう日常のワンシーンを切り取った歌詞と、ラストにどんでん返しの展開を持ってくるあたりが、小渕さんらしくて大好きです。
仮タイトルは”休日”だったそうですが、もっと気楽にアッケラカンと生きていけたらいいなという想いで”HUMMING LIFE”に決まったそうです。
誰も知らない珠玉のメロディー 山ほど浮かんでいるけど
空気に解け 形にならないから 君を不安にさせるのさ
「この指止まれ!」
2001年9月11日からしばらく時間が経った後に、“音楽でいう平和ってこういうことなんじゃないか?”と制作された楽曲。
小渕さん曰く「何が良いとか悪いとかではなく、ただみんなで一緒に同じ歌を口ずさめる状況こそが平和に繋がるのではないか?」との想いが込められているそうです。
黒田さん曰く「この曲は、アタマの2行である意味完結してる」と言わしめる楽曲。
この指とまれ! 世界中が同じ歌をくちずさむ日
狙い定めたライフルの先に ほら、青い鳥がとまるよ!
「ここから -Album version-」
「永遠にともに / Million Films」という強すぎる両A面10thシングルのカップリングとして収録された、これまた隠れた大名曲。この曲は本当に凄いです。
コブクロが担当していたラジオ番組のスタッフ陣が入れ替わりとなり、お別れになってしまう最終回当日の本番3時間前に制作し、ラジオ本番中にスタッフ陣に内緒で歌った曲だそうです。3時間で制作し本番で歌うことも驚きですが、3時間でこんな名曲を作れてしまうコブクロが凄すぎると思います。
“誇りまみれ”がキラーフレーズ過ぎて…。そしてアルバム.verに追加されているアウトロのギターバトルで涙腺が崩壊してしまいます…。フェードアウトせずに完結するライブ映像も必見です!!
同じ時 同じ道を歩んだ 時代の証はまるで
泥だらけのスニーカーのような 誇りまみれのHistory
「毎朝、ボクの横にいて。-sweet drip mix- 」
あの、所ジョージさんとCMで共演した際に制作された楽曲のカバー曲。作詞作曲は所ジョージさんで、これまた渋い大人の名曲だと思います。
“トコブクロ”として、CM用のアップテンポなアレンジを所さんとコラボレーションし、その後、所さんに「コブクロだけのバージョンも聴いてみたいな」とオファーされて制作されたアレンジだそうです。(2パターンとも収録されたCDがコラボシングルとしてリリースされています。)
飾らないけれどリアルな”優しさ”に溢れた、所さんらしい独特な世界観の素敵な歌だと思います。
君は毎朝 ボクの横にいて すてきな僕を見て笑わなきゃネ
たぶん君は見飽きているのでしょうが もぉ少し どうぞ お付き合い
おわりに
以上、「MUSIC MAN SHIP」収録の12曲を全曲ご紹介してみました。
カバー2曲も含む、コブクロの信念(=MUSIC MAN SHIP)が味わえる紛れもない名盤だと思いますので是非聴いてみてくださいね!テレキャスに描かれたジャケットも最高でしょう!
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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