こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、ミッシェルガンエレファント4枚目のアルバム「ギヤ・ブルーズ」をご紹介しようと思います。それでは、どうぞ!
ミッシェルガンエレファント「ギヤ・ブルーズ」全曲紹介
「ウエスト・キャバレー・ドライブ」
ウエノさん&クハラさんの重苦しいリズムからはじまる、今作のオープニングを飾る1曲。
今作に収録されている楽曲で最も演奏時間が長く、ジワジワ迫ってくる感が凄い楽曲。
3rdアルバム「Chicken Zombies」までのカラッと乾いたサウンドから一変し、重々しく泥臭いロックンロールとなった今作「ギア・ブルーズ」を鳴らす決意表明のように感じます。
「スモーキン・ビリー」
ライブでの定番曲ともなった、10thシングル曲。
イントロのアベフトシのギターリフに象徴されるように、もはやコード進行も、メロディも、歌詞も削ぎ落して”愛という憎悪“だけを詰め込んだような楽曲。
「Yeah!!スモーキン・ビリー!!」という勢いしか無いのに、なぜここまでカッコ良く聴こえてしまうのでしょうか…?
それは、この曲が持つエネルギーこそが”ロックンロール“だからだと思います。
「サタニック・ブン・ブン・ヘッド」
チバさんが曲名を連呼していますが、メンバー曰く「声も楽器の一部と捉えている」そうでこの曲はインスト扱いとのことです(笑)
でも、この曲はそんなことがどうでもよくなるぐらいにハイになれる楽曲で、2サビ?以降テンポアップしてからは文字通り”悪魔のように頭を振って”しまいます。
解散ライブ終演後、メンバーが退場した後の客出しBGMとして流れているこの曲で、未だ帰らずに踊り狂うミッシェルジャンキー達の姿が忘れられません。
「ドッグ・ウェイ」
今作を引っ提げて行われた”WORLD GEAR BLUES TOUR”ファイナルでの、
チバ「オレ達は4ヶ月、イヌミチを歩いてきたんだぜ」という迷言からはじまる、どストレートなロックンロールナンバー。
アベフトシの鋭いカッティング&大胆なギターソロと、ウエノさんのささやかな「ドッグウェ~イ♫」のコーラスが聴きどころだと思います(笑)
「フリー・デビル・ジャム」
こちらもしばしばライブで演奏される定番曲。
イントロでのアベの”チャー!チャー!チャー!”というギターが一気に全てを持っていく、“頭蓋骨も唸る”ようなハイテンションロックンロール!!!
ギターソロ後は“スペシャルボーカル”として、ドラム担当のクハラさんが少しだけ歌っています。
こんなに踊り狂える楽しいジャムなら、34時間でも300年でも聴いていたいです~♫
「キラー・ビーチ」
ミッシェル初期の楽曲を、今のサウンドで鳴らしているようなメロディアスな歌モノ楽曲。
でも歌詞はけっこうグロテスクな仕上がりとなっています(笑)
もちろん、激しいロックンロールをぶちかましてくれるのもミッシェルの魅力ですが、激しいロックを鳴らしながらもしっかりとメロディアスな歌を届けてくれるのもミッシェルの大きな魅力だと個人的に感じています。
「ブライアン・ダウン」
先ほど、キラービーチで殺めた”首”をぶら下げて落ち込みぎみのブライアン。
「ダウンするしかねぇ」とチバさんにも見捨てられて、ぬかるんだ地面に這いつくばる。
そんなブライアンに反して、バンドの演奏はどんどん熱を帯びていく対比がとても美しい楽曲。
「ホテル・ブロンコ」
リズミカルな抑え気味の演奏に、チバさんが「Son of a bitch」と言うだけのインスト楽曲。
アルバムの流れで聴くと、ブライアンの声にしか聞こえませんね。
「ギヴ・ザ・ガロン」
アベの特徴的なギターリフからはじまる、重くもどこか”おめでたい感”が漂う楽曲。
「幸せに踊れよ」「気付くのはやめだ」ってけっこう深い言葉な気がしています。
こうして好きな音楽を聴くことができている時点で、もう充分幸せですもんね。
「G.W.D 」
(恐らく)ウエノさんの奇声とベースリフからはじまる、狂気の8thシングル曲。
サビの歌詞の頭文字を取った今作唯一のアルファベット表記で、読み方はそのまま「ジー・ダブリュー・ディー」
ミッシェルの歴代シングル曲の中で最も売れた、売上枚数が10万枚を超えた唯一の楽曲。こんだけ世間に全く媚びない音楽性で10万枚の売上は物凄い枚数だと思います。
ライブでも頻繁に演奏されており、ひとたびこの曲が始まるとフロアが地獄と化します。(詳しくは「ミッシェル フジロック 1998」で検索)
「アッシュ」
雰囲気が暗く、行ったり来たりするコード進行に気怠い感じがしてしまうが、ライブではしばしば演奏されており、ラストツアー及びラストライブでも演奏された楽曲。
バンドの気怠い演奏とは裏腹に、”灰になった歌”を想うチバのシャウトが響き渡る1曲。
「ソウル・ワープ」
こちらも「スモーキン・ビリー」並みに、あらゆるモノを削ぎ落したような楽曲。
CD音源ではノイジーなエフェクトがかかっており、バンドの演奏及びアベのカッティングやチバのブルースハープが一際目立って聴こえてきます。
イントロのリフに引っ張られて、そのままの勢いで駆け抜けていくロックンロール。
「ボイルド・オイル」
北海道は小樽市の石狩で毎年行われているロックフェス”RISING SUN 1999″出演時、
チバの「ロックンロールの真っ只中~!」というMCから演奏された、アベのギターリフ1つで曲名通りに暑苦しいぐらいゴリ押す楽曲。
ひたすらゴリ押しの演奏の中を、しなやかなベースラインで支えるウエノさんが聴きどころだと思います。文字通り”沸き上がっている”灼熱のロックンロール!!
「ダニー・ゴー」
灼熱の泥道を這いつくばってきた「ギヤ・ブルーズ」を締めくくる大名曲。
ミッシェルファンの間でも非常に人気が高く、ライブ終盤に演奏されることが多かった曲です。
人気の秘密はここであーだこーだ言うよりも、実際に曲を聴いてもらえれば一発で感じてもられるかと思います。
さっきまでの泥臭さはどこに行ったの?と思うぐらい、ウエノさんの高音ベースリフから一気に駆け抜けていく、ヘビーなサウンドながらもカラッと渇いた痛快なロックンロール。
「振り返らず 錆びた風は 続くだろう ざらつくダニー かき鳴らしていくんだろう」
おわりに
以上、「ギヤ・ブルーズ」全14曲をご紹介してみました。
どこを切り取っても、泥臭い極上のロックンロールが味わえる名盤だと思いますので是非チェックしてみてくださいね!
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。おしまい。
コメント
こんにちは。『ギヤ・ブルーズ』は発売から20年以上経っているのに、全然古臭くなりませんよね。本当にすごい
そうですよね~。アルバムもですが、ミッシェルというバンド自体も全然古臭くならないのが凄いですよね~!!
お返事ありがとうございます。
このブログの他記事も面白いので、時々訪れさせていただきますね
ありがとうございます!!
好きなことだからこそ、他には無いくらい濃い記事を書きますので、どうぞ宜しくお願い致します!!