こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、コブクロ5枚目のアルバム「NAMELESS WORLD」を全曲紹介しようと思います。
それでは、どうぞ!
コブクロ「NAMELESS WORLD」全曲紹介
「Flag」
雑踏の中、”ギターケース”からギターを取り出すSE(効果音)から始まる、ストリート時代の想いが強く込められた原点回帰の1曲。
全国的に活動するようになった今、遠いところからでも”コブクロの音楽”がしっかり見えるように、大きな旗を掲げていきたいという想いが込められているそうです。
アコースティックギターのストロークとブルースハープ、歌詞の韻の踏み方がとても心地良い曲で、ラストの”ギターケース”と”歩いてきたっけ”はお見事です。
掲げた旗に どんな風が どんな歌が どんな時代が どんな願いが 吹くのだろう?
どこにいたって 君の目に 映るように 今 持てる 目一杯の力で 振りかざしていたいな
「桜」
ドラマ「Ns’あおい」主題歌の12thシングル曲。
この曲はコブクロの楽曲の中で最も有名な代表曲ですが、この曲がどれほど大事な楽曲で、どれほど重要な楽曲かはコブクロファンの方しか知らないかと思います。
この曲は黒田さんに依頼されて「小渕さんが初めて作曲した楽曲」であり、この曲を提供したことによって黒田さんと小渕さんの繋がりが出来た「コブクロ結成のきっかけとなった楽曲」でもあります。そのため、ライブではじめて行く場所や、自身の大切なライブでは欠かさず歌われています。
小渕さんに「原点であり、頂点」と言わしめた、楽曲の歌詞やメロディ以上にとても重要な意味を持つコブクロ最重要楽曲です。
「六等星 -NAMELESS STAR TRACK-」
11thシングルのカップリング曲であり、また広島限定でシングルカットされた楽曲。
“六等星”とは「かろうじて肉眼で見える程度の暗い星」のこと。自分の中で燻っている情熱も自分がそれを見つけることが出来たなら、あとは突き進むのみ。
モジュレーションの効いたギターと滑らかなベースで、まるで宇宙を漂うような浮遊感溢れるサウンドの爽やかな応援歌となっています。
無限の彼方まで 輝き届くと信じた 僕等小さな六等星
飾りを捨てた日に気付いた 自分の体に駆け巡っていた情熱に
「ここにしか咲かない花」
ドラマ「瑠璃の島」主題歌の11thシングル曲。
ドラマの舞台となった”鳩間島”へ実際に足を運び、現地で感じたことを歌にされています。
作曲した小渕さんが「こんなしんどい曲ばっかり作ってごめんな…(笑)」と冗談で黒田さんに謝る程、この歌をライブで演奏される際は物凄い熱量で歌われています。
誰もがそれぞれ胸に持っている”大切な場所”への想いを、黒田さんのあの魂の叫びのような歌で歌われるともう泣いちゃいますよね…(泣)
「待夢磨心 -タイムマシン-」
“過去の自分”と”未来の自分”に語り掛ける、曲名も含めて遊び心満載の楽曲。
Aメロで”過去”と”未来”の自分に文句を言いながら、サビで”今日”の自分には誰も”何も言っちゃくれないが”と一気に持ってくる展開は秀逸だと思います。
間奏では小渕さんお得意の”指笛”も披露され、ノリが良くて楽しいけど、今の自分はこのままで良いのか?と考えさせてくれる名曲。
じゃぁ、その真ん中あたりに彷徨ってる、今日の僕はどうだい?
昔の僕も、未来の僕も、何も言っちゃくれないが
「Pierrot」
ちょっと小悪魔な”あの娘”に振り回される主人公を描いた楽しくも切ないラブソング。
今作で1番最後にレコーディングされた楽曲とのことです。とにかくみんなでワイワイ録音したそうです♫
小渕さんもエレキギターを持ってロック色全開のサウンドになっており、7thコードや少しトリッキーなギターソロがオシャレな1曲です。
「もう決まった人がいるなら 僕をピエロにだけはしないで」あぁ…切ない…(泣)
「Saturday」
ピアノとフレットレスベースのみで演奏される、アダルトな雰囲気の穏やかな楽曲。女性視点の歌詞は「エピローグ」以来の2曲目だそうです。
“水”は降らしたり、濡らしたり、曇らせたりと何にでも姿を変えることができるけど、“何度確かめ合っても”形になることは無い2人を描いた切ないラブソング。
Saturday 無情な程に 降りやまない雨があがる頃
二人は 歩き疲れて つないだ指を 黙ってほどいた
手の中に温もりだけをしまって
ライブでは小渕さんもギターを持たずに、ハンドマイクで歌われているので、お2人の高い歌唱力を堪能できる楽曲となっています。間奏のベースソロ終わりからのラストサビがたまらないです。
「大樹の影」
この曲は黒田さんが作詞作曲をされており、故郷での憧れの先輩と酒席での語り合いをきっかけに生まれた楽曲だそうです。「大樹は1本では生えず、森の中で共に支え合い育っていく。」
この曲では、小渕さんが沖縄の民謡楽器である”三線”を演奏されています。
“幸せ”とはなにか?”ヒーロー”とはなにか?”仲間”とはなにか?を歌う、黒田さんらしい力強い言葉が散りばめられた硬派な1曲だと思います。
今ここに有る幸せに 涙を流しても この道の先同じ様に 感じられるだろうか
哀しいけれど 人の欲望は逃げ水の様に 追いかけた分だけ 遠ざかっていく
「NOTE」
“恋すること”を”ノートに書き記すこと”に例えた、小渕さんお得意の優しいミディアムバラード。
「油断した隙のマヌケ顔は 大丈夫…!美化して書いておくよ。」は小渕節全開だと思います。
以降も続く”Million Filmsの系譜”的楽曲。こういうタイプの曲、本当に大好きです。
この五感全てで感じてる君を、ありのままに書き記そう。
時々、働くもう一つで、嫉妬や強がりも書き足せば、
そこに浮かび上がる、君を包み込む愛しき想い。
さぁ、次のページをめくろう。空白だらけの未来を。
「Starting Line」
コブクロが担当していたラジオ番組「21STREET」のリスナーと、”夢”というテーマで歌詞を共作した曲で、「全国高等学校サッカー選手権大会」の応援歌として選ばれた楽曲。
アコースティックギターと2人の歌からはじまって、バンドと歌の熱量がどんどん大きく展開していくとても力強い楽曲。
グランジ風のギターソロが明け、転調してからのラストサビの熱量は凄まじいモノがあると思います。何度でもスタートは切り直せる。私も時々、励まされている大好きな歌です。
少しずつ 少しずつ歩き出す 誰のためでもないこの道を
弛まずに 無くさずに 目をそらさずに 揺ぎ無い想いだけを 今 胸の真ん中に
「LOVER’S SURF」
コブクロ楽曲の中でも、かなりハードロック色全開の痛快なロックナンバー。
小渕さん曰く「イントロのリズムパターンが慣れるまで、本当に大変…」な楽曲だそうです。
この曲がライブで披露された「NAMELESS WORLD TOUR」武道館公演のライブDVDで小渕さんが使用しているレモンバーストのレスポールがカッコ良過ぎて、同じGibsonのレスポールを買っちゃったぐらいです(笑) そんな思い出もある大切な1曲です。
世間一般のイメージには無い”ロックなコブクロ”が、メチャクチャにカッコ良いので是非聴いてみて下さいね。アウトロのギターソロが激アツですので!
「同じ窓から見てた空」
バリエーション豊かな「NAMELESS WORLD」のラストを飾る、コブクロ史上最も長い1曲。
タイトルの通り”同窓会”をモチーフにした楽曲で、歌詞にちりばめられたエピソードは誰しも似たような経験があるのではないでしょうか?
Feel easy just seeing you sometimes. Feel comfy just being with you some time.
(時々会えればそれでいいんだ 一緒にいるだけで解り合えるんだ)
Only a few minutes are enough to bring us back those good old days.
(ほんの僅かな時間で僕等は いつだってあの頃に戻れるのだから)
このラストのコーラスと黒田さんの掛け合いにいつも泣かされてしまいます…(泣)
そして最後は”ギターケース”にギターをしまって、アルバム「NAMELESS WORLD」は幕を閉じます。
おわりに
以上、「NAMELESS WORLD」収録の全12曲をご紹介してみました。
色鮮やかなポップソング、大人のラブソング、激しいロックチューン、心に染みる大名曲でコブクロの最初期から現在までを表現した名盤だと思います。
紹介文にも書いてますが、このアルバムを引っさげて行われたライブも素晴らしい内容になっておりますので、是非チェックしてみてくださいね!
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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