こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、Mr.Children9枚目のアルバム「Q」を全曲ご紹介しようと思います。
それでは、どうぞ!
Mr.Children「Q」全曲紹介
アルバムタイトル「Q」の由来
本作はミスチル9枚目のアルバムということで、桜井さんが遊び心で楽譜の隅に「q」と落書きしていたのが、メンバーやスタッフが気に入り、そのままタイトルとなったそうです。
なので、特に意味は無いそうです。まさに”名もなきアルバム”。
「CENTER OF UNIVERSE」
心地良いアコギのリフからはじまる、「総ては捕らえ方次第だ」と歌う究極の自己中心的ソング。
演奏の途中で「誰かが予想しとくべきだった展開~♫」とか言いながら、テンポが一気に加速しそのまま戻らない楽曲。ライブでも頻繁に演奏されているライブ定番曲です。
誰に何を言われようとも、自分で「悩んだ末に出た答えなら15点だとしても正しい」のです。
眩しいくらいにポジティブな、とてもミスチルらしい隠れた名曲です。
「でも本当に価値ある物とは一体何だ? 国家 宗教 自由 それとも愛
一日中悩んだよ でも結局それって理屈じゃない」
「その向こうへ行こう」
フィルターのかかったエレキギターが印象的な、ナヨナヨした男の再起表明の歌。
ミスチルはどうしても有名なシングル曲の爽やかなイメージや、綺麗なイメージが強いかもしれませんが、こんな”どうしようもないけどリアルな男”のような人間くさい歌詞こそが真骨頂な気がしています。(今作「Q」は全体的にそんな曲が盛りだくさん!!)
ラストの「そして I’ll go to home」が良い味出してますよね。
見損なっちゃこまるぜ 不可能は辞書にない そうさ僕はまだちゃんと本気だしてないだけ
「NOT FOUND」
ドラマ『バスストップ』主題歌の19thシングル曲。こちらもライブでの定番曲で、メンバー全員がかなり気合いの入った演奏を聴かせてくれるキラーチューン。
甘ったるい恋愛物語を歌う”ラブソング”ではなく、“愛”そのものを叫ぶ本当の”ラブソング”のような気がしています。この曲は個人的にミスチルの多くの楽曲の中でも飛びぬけて大好きです。
公式チャンネルが激熱なライブ映像↓をフルで投稿してくれているので絶対に観ましょう!!!
「スロースターター」
ロック色の強い、今作で最も短い3分弱の楽曲。
個人的に、この曲の主人公は「その向こうへ行こう」と同じ主人公のような気がしています。
そして、なんとなく桜井さんっぽい気がしています(笑) 特にこの部分が↓。
強がりを言うなと 他人は笑うけど 叶わぬ夢など 俺は見ないのよ
書いていて気付いたのは「NOT FOUND」のサビで鐘が鳴っていましたよね?
「Surrender」
ミスチルにしては珍しく、ひたすら主人公が落ち込んだままいじけて終わる楽曲。
2013年に行われた[(an imitation) blood orange] Tourで演奏された際は、ギターの田原さんによるコーラスがガッツリ聴けるというアレンジが施されていました。原曲には無い”熱いギターソロ”も追加されております。田原様ファンは必見です!!
「つよがり」
盟友でもあるロックバンド「the pillows」にもカバーされた大名曲。
「Q」収録楽曲の多くはバンドでのセッションにより制作されているが、桜井さんがシンガーソングライター的なスタンスで作り込んだ楽曲の内の1つ。(「安らげる場所」も同じく)
“つよがり”を捨ててと”つよがって”伝えようとする歌。痛いほど分かります。
「十二月のセントラルパークブルース」
ミスチル史上最も、おちゃらけている桜井さんが聴ける貴重な楽曲。
「Hey あなたは幸せですか?」と聞かれて、「ハイハ~イ!幸せですとも」と嘘ぶいてます(笑)
今作「Q」制作時に訪れたニューヨークが舞台の楽曲。ライブでは滅多に演奏されません(笑)
「友とコーヒーと嘘と胃袋」
少しふざけた曲名とは裏腹に、個人的に今作で1番お気に入りのアルバム曲。
途中で出てくる”酔いどれ桜井さん”が言いたい放題言っていることが、この曲の全てだと思います。
「脱線はいいけど 惰性で生きちゃダメだねぇ。
これ僕のポリシーだよ!惰性で生きちゃダメ!これ僕のポリシー!
上手いこといった!!上手いこと言ったあああ!!!」
そして、本作を引っさげて行われた「Concert Tour Q」のアンコールで演奏された際に、追加された大サビ部分がとても素晴らしいので、是非観てみて下さい!!
たとえばそれは愛する人との別れ たとえばそれは突然訪れる天変地異
飲み込んで 消化して 全部 筋肉に変えてしまおう
「ロードムービー」
ライブのMCにて、桜井さんが「Mr.Childrenの曲の中で1番好きな曲」と公言した楽曲。現在、ひっそりと人気急上昇中かと思われます。
「街灯が2秒後の未来を照らし オートバイが走る」ここの歌詞スゴいですよね。まさにこの歌詞が表している通りの楽曲だと思います。
「Everything is made from a dream」
「友コー」と同じぐらい大好きなアルバム曲。仮タイトルは「やまびこマーチ」だそうです。
仮タイトルの通り、マーチ風の曲調で演奏が進んでいく中で一般的に”賞賛されるべきもの”とされている”夢”について疑問を投げかけています。
「何十万人もの命を一瞬で奪い去った核爆弾や細菌兵器。あれだって、
最初は名もない科学者の純粋で小さな夢から始まってるのではないか?」
本当にその通りだと思います。
華やかな曲調ですが、とてもシリアスなテーマを扱った名曲だと思います。
「口笛」
ミスチル最後の8cmCDでの発売となった18thシングル曲。特にタイアップはついていないですが、「ファンクラブ会員が選ぶ最もライブで聴きたい曲ランキング」で堂々の1位を獲得した大名曲です。
ただでさえ、とても暖かくて優しい大名曲なのに、ライブ会場で数万人もの人達が大合唱してるところを見るともう我慢できませんよね…?(泣)
もうこの曲については、他に何も言うことがありません。聴いてください。染みます。
「Hallelujah」
ミスチル史上最もスケールの大きな、地球規模のラブソング。ハレルヤと読みます。
ドキュメンタリーが製作される程、完成までに試行錯誤が繰り返された楽曲。
2001年のツアー「POP SAURUS 2001」と、2005年の「DOME TOUR 2005 “I ♥ U”」では次曲に繋がる壮大なアレンジが施されていました。是非、観てみて下さい。
「安らげる場所」
ラストを飾るのは、ピアノとストリングスだけで演奏される落ち着いたバラード。
これまでの迷いや苦難から逃れたかのように、とてもスッキリした雰囲気。
1曲目で探していた「安らぎのパーキングエリア」を見つけたようでなにより。
しかし、Qツアーで唯一演奏されなかったため、ライブで演奏されたことが無い?楽曲。
是非、ライブで聴いてみたいものですね。お待ちしています。
おわりに
以上、「Q」13曲を全曲ご紹介してみました。
一般的なミスチルのイメージとは異なる、人間味溢れる生々しいミスチルを堪能できる通好みの名盤だと思いますので是非チェックしてみてくださいね!
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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