コブクロ「grapefruits」全曲紹介 ~酸いも甘いも全て詰まったフレッシュな名曲達~

アルバム全曲紹介

こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。

今日は、コブクロ2枚目のアルバム「grapefruits」を全曲ご紹介しようと思います。

それでは、どうぞ!

スポンサーリンク

コブクロ「grapefruits」全曲紹介

「新しい場所」

TVでの共演をきっかけに、渡辺美里さんからオファーを受けて提供した楽曲のセルフカヴァー

渡辺美里さんを意識して制作されたそうで、コブクロの楽曲の中でも透明感が際立っていて新鮮な1曲だと思います。ラストでしれ~っと転調するのがたまりませんね。

タイトル通り、歌詞中の主人公はもちろんのこと、前作「Roadmade」の世界観から今作「grapefruits」の世界観へと繋ぐオープニングナンバー。

「彼女」

小渕さん曰く、前作に収録されている「そばにおいで」の男女逆バージョン的な歌

ツアーで新曲を発表したくてリハーサル途中に制作した楽曲で、当初は様々なフレーズがバラバラに点在していたが、それをようやくまとめたお気に入りの1曲とのこと。

サビのとてもキャッチーで優しいメロディと、消えゆくようなピークのメロディが秀逸。

「overflow」

元々ツアーでは「Raining」として発表していた楽曲を、本アルバム制作時に歌詞だけリニューアルした黒田さん作詞作曲の楽曲。

黒田さんの楽曲は、”とても力強い曲”と”しみじみと身に染みる曲”の2パターンが多いように思いますが、この曲は後者ですね。世間一般のイメージでは小渕さんだけが楽曲を制作していると思われがちですが、黒田さん作詞作曲の楽曲は名曲が多いと思います。

「願いの詩」

2002年度全国高校野球のテーマソングとなった5thシングル曲。

歌詞については、小渕さんがTVで見たドキュメンタリー番組がきっかけになったらしく「今、この人からこれを奪っちゃいけない絶対的なものこそが”願い”」というテーマで、歌入れ前日まで作詞を突き詰めて、歌詞を完成させた渾身の1曲とのことです。

無名のランナーに声援の追い風を 群れにはぐれた羊にママの居場所を
愛する人に疑い無き祈りを この僕に願いを この詩は君とあの頃の僕に

曲調自体は明るい雰囲気ですが、ラストサビの畳み掛けにはグッと心を鷲掴みにされてしまう切実な名曲だと思います。歌詞に負けず劣らず、イントロのアコギツインリードが美しい。

「GRAPEFRUITS DAYS」

アルバムタイトルを冠する程、分かりやすく今作を代表する遊び心満載の1曲

3分にも満たない、聴けば1発で分かる単純明快な楽曲なので説明も不要かと思います(笑)

小渕さんのお茶目さが遺憾なく発揮されていて最高なので、是非聴いてください。

「小渕君の犬のうた」

あまりコテコテにし過ぎないコブクロ流の”レゲェ”を目指して制作された楽曲

歌詞については、小渕さんが昔飼っていた”ジョン”という愛犬の実話だそうです。切ない。

前曲からの曲間も少し短めにしており、黒田さん曰く「ここの流れはこのアルバムのミソ」

たしかに、他のアルバムでは絶対に聴くことができないクセの強いコーナーですもんね。

「YOU(grapefruits mix)」

シングル盤とはイントロが異なる、アルバム.verとしての3rdシングル曲

オシャレな言葉遊びや、繊細な描写で歌詞を綴ってきた小渕さんが書く、ストレートな男の本音だけを唄う歌ストレート過ぎて、メタ的な歌詞になっているところも小渕さんぽくて素敵ですね

もっとライブで披露してくれたらいいなぁ…と呟いてみたくなる名曲。

君の弱さも強さも 気まぐれな素振りも 意地っ張りも 照れ隠しのウソも
君のすべてを映した この歌のように ”支えるから”なんて言えたらいいなぁ…!!

「アンブレラ」

路上時代に4番目に制作したコブクロ最初期の楽曲。インディーズ時代は「忘れな傘」というタイトルだったが、今作収録時に歌詞とメロディは一切変えずにタイトルのみ変更したそうです。

コブクロ最古の楽曲「桜」からもちろんそうなのですが、インディーズ時代の楽曲を聴いて毎回思うのは、当時からもう”小渕節”が完成されているのが凄いですよね。

インディーズ時代の楽曲をいつ歌っても、様になるコブクロはとても素敵だと思います。

「太陽」

こちらもインディーズ時代からの古い楽曲で、ストリートライブでお客さんから「夏場はもっと手拍子がしたい!」と要望され制作した、アップテンポな楽曲

小渕さんは小学生時代に6年間で6人に恋をして、その6人全員が転校した思い出があるそうで、この曲はそのことを歌にしたノンフィクションだそうです。小渕さん曰く「周りのみんなが宮崎弁バリバリな中に、東京の子が来たりすると、おしとやかに感じたんでしょうね~」とのことです(笑)

ライブで披露されると必ず盛り上がる、爽やかで甘酸っぱくて可愛い名曲です。

「光」

今作「grapefruits」収録楽曲の中で個人的に最も好きな、コブクロの優しさが最大限発揮された隠れた大名曲。

路上ライブで”目を瞑って”聴いてくれているお客さんを見つけた時に、目を閉じていても伝わる”音楽”が、”みんなの行くべき方向を指し示してくれるもの”になるよう願いを込めて作られた歌。それは”お客さん”だけではなく、コブクロのお2人自身にも同じ願いが向けられている大切な歌

暗闇に差し込む光をさがして 誰もがさまよう こんな時代の中で
僕にできる事はただ1つ 君が 悲しみの果てに 目を閉じてしまっても
「こっちだよ」って手をたたいて 君が前を向けるように

「翼よあれが巴里の灯だ」

こちらも黒田さん作詞作曲の8分43秒にも及ぶ超大作「スピリッツ・オブ・セントルイス」というチャールズリンドバーグを主人公とする”単葉機での太平洋単独無着陸横断飛行”の映画をモチーフに制作されたそうです。

今作収録の楽曲の中で最も泥臭いというか、ロック色の強いバンドサウンドに仕上がっており、間奏のしっとり長尺ギターバトルが渋くて最高ですね。

「風」

ファンでなくとも1度は聴いたことのある、コブクロ初期を代表する大名曲の4thシングル。自身2回目の出演となった、NHK紅白歌合戦でもアコギ1本で披露されていました。

小渕さんの作曲において、詞先から曲先に切り替わった”転機”となった楽曲としても有名だと思います。とてもシンプルな歌詞とメロディなのに”胸の奥”まで届いてくる理屈抜きの名曲だと思いますし、黒田さん曰く「文句無しの名曲」、小渕さん曰く「今作をこの曲で締めくくるとホッとする」そうです。以上。

舞い上がる花びらに吹かれて あなたと見た春を探す 小さなつむじ風鳴いている
この風はあなたですか? 次の春も吹きますか?

スポンサーリンク

おわりに

以上、「grapefruits」収録の12曲を全曲ご紹介してみました。

個性豊かでフレッシュな名曲達をたっぷり味わえる名盤だと思いますので是非チェックしてみてくださいね!

長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました