こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、コブクロ3枚目のアルバム「STRAIGHT」を全曲ご紹介しようと思います。
それでは、どうぞ!
コブクロ「STRAIGHT」全曲紹介
「blue blue」
小渕さんが原宿の裏通りを散歩していた際に、見かけた若いカップルをモチーフに制作した楽曲。
タイトルの由来としては、一般的に失恋のイメージがある”blue”を重ねることで、”青臭い恋の歌”にしたかったとのこと。
この「blue blue」はコブクロの8thシングルとして発売されましたが、カップリングにアルバム未収録のライブ定番曲である「潮騒ドライブ」が収録されていたり、初回限定盤にはCD-EXTRAに秘蔵ライブ映像が収録されていたりで、初回盤がプレミア価格で高騰していたシングル曲でもあります。
せつないけれど サイズ違いかな? 君と僕の恋愛経験値
通りすぎて行く恋人達は みんな似たような顔で笑ってる
「手紙」
海外青年協力隊に参加する小渕さんの友人に向けた”手紙”にメロディをつけた、飾らない応援歌。
その友人にはアコギ1本で歌ったMDを送ったそうで、ほとんどそのアレンジのままアルバムに収録されているそうです。
小渕さんの”優しさ”がそのまま歌になったような優しい歌だと思います。
泣いてしまう程辛いのは、一番頑張った日の証。
そんな自分を時々は、休めてあげなきゃ駄目だよ。
「真実の口」
“みにくい嘘がまかり通る現実”に侵されてしまった”魂の叫び”のような歌。
この楽曲を制作した当初は「コブクロがこんな曲をやったらアカ~ン!」みたいな葛藤があった程、これまでのコブクロのイメージとは異なる”尖ったロックナンバー”。
こういう”唸るような渋いロック”は、黒田さんの声にピッタリでめちゃくちゃカッコいいですね。ギターソロの導入部分も最高で、ライブでのたろささんのオートワウギターがイカしてます。
楽曲のジャンルや楽器の編成に縛られずに、小渕さんと黒田さんが2人で歌えばそれが”コブクロ”になるところが、最高に好きです。
「雪の降らない街」
後に”コブクロ初の絵本”にもなった、6thシングル曲。タイトルの由来は、小渕さんの地元である宮崎県では雪が降らないからだそうです。なるほど。
当初は1年を通した恋人たちの”春夏秋冬”の歌だったが、サビの”白い冬が街に降りてきた”のフレーズが出来た際に”冬のみ”にスポットを当てたくなったとのこと。
とても明るい曲調に煌びやかで美しいメロディですが、しっかりと失恋ソングです…。切ないですけど、とても美しい名曲だと思います。
白い冬が街に降りてくる 璧に並んだ二つのコート
そでが重なり まるであの日の 僕とあなたの様です
「まーだだよ」
子供時代に誰もが遊んだ経験のある、”かくれんぼ”をテーマにしたポケットサイズの歌。
“もういいかい”という言葉に黒田さんが引っ掛かったことがきっかけで制作されたそうです。
大人になった今でも、日常に埋もれる”かくれんぼ”を続けているのかもしれませんね。
「INVISIBLE MAN」
タイトル通り”透明人間”をテーマにした、コミカルながらもしっかりとメッセージが込められている隠れた名曲。
小渕さんお得意のストーリー仕立ての歌詞ですね。「赤い糸」「神風」「太陽」などなど…このタイプの歌詞が個人的に1番小渕さんらしさを感じてしまいます。無事に戻れて良かったね~!!
何をやっても 気付かれない寂しさも 忘れるほど 夢中になれたその時
忘れていた 丸裸のこの姿‥!? 大事な事気付けた an INVISIBLE MAN
「愛する人よ」
これまであえて”愛”という言葉を使ってこなかった小渕さんが書きあげた、初期コブクロを代表する名曲。7thシングル「宝島」のカップリング曲だが、アルバムには名プロデューサー笹治さんとのスタジオライブ音源を収録。
タイトルを「愛する人よ」とすることで、”自分が愛している人”だけでなく”誰かを愛している人”まで意味を広げることができたとのこと。
この曲は語るようなものでは無いと思いますが、黒田さんもお気に入りのキラーフレーズ”ただの木曜日”は私も大好きです。黒田さんのボーカルも小渕さんのハープも必聴の大名曲です。
愛する人よ そこから何が見えるの? 愛する人よ どこから僕を見てるの?
小さくうなずいていつも 僕を許すんだね 愛する人よ 何を唄えば君に届くの?
「背番号1」
今作唯一の黒田さん作詞作曲で制作された楽曲。元野球少年であった黒田さんの”実体験”と夢と願い”が詰まった隠れた名曲。
2003年の夏、大量のCDとギターを持って行った沖縄で3~4日間かけてメロディを考えた曲だそうで、タイトルの「背番号1」はプロ野球ではなく高校野球のアマチュア感を出したかったそうです。(プロ野球でのエース背番号は”18″)
間奏での”カキーン”というバッティング音も、黒田さんが実際にビルの屋上で金属バットを振り録音されたという、黒田さんの野球への熱い想いが詰まった渾身の1曲。
「昨日の日のワルツ」
懐かしくもどこか物悲しい、少年時代を歌う3拍子の歌。
人懐っこいメロディがとても印象的で、個人的に今作「STRAIGHT」で最も好きな1曲です。
CD付属の歌詞カードには、遊び心でプロデューサー笹治さんのお子さんが手書きした可愛い歌詞が掲載されています。
「宝島」
本人曰く「轍-わだち-」以来のアップテンポなシングルとなった、7thシングル曲。
“イントロド頭のツインリード”が全て持っていくような楽曲単体としても爽快な1曲ですが、「まーだだよ」「背番号1」「昨日の日のワルツ」と少年時代を振り返る曲が多い今作「STRAIGHT」に収録されることで、さらに勢いを増しているように聴こえて素敵ですね。
周りからは「早く大人になれ」と言われることが多いかとは思いますが、「子供時代にしか見えないモノ」は確実に存在してたよなぁ~と大人になった今ではそう思います。
踏み鳴らせ!土埃上げて 今居る場所が地図の真ん中
見わたす景色のどこにだって歩き出せる
「Holy Snowy Night」
コブクロとしては2曲目にあたる、ストレートなクリスマスソング。(1曲目は後に「FAN’S MADE BEST」まで長らく音源化されなかった「光の粒」という楽曲。)
管楽器や弦楽器を取り入れた、コブクロ史上1番の大編成で楽曲を制作することになり、そのオケを聴いた小渕さんが1発でストーリーも歌詞も思いついた奇跡のような楽曲。
ちなみに小渕さんの中では、”ハンドルにもたれている主人公”はトム・ハンクスだそうです。
「STRAIGHT」
アルバム制作の終盤、あと1曲がどうしても納得できないというタイミングで、小渕さん黒田さんともに互いの本音を包み隠さず吐き出した言葉を歌にした共作楽曲。
シンプルな歌詞とアコギ1本での演奏にコブクロの全てが凝縮されたような、今作「STRAIGHT」を締めくくるアルバムタイトル曲。
それぞれいつも STRAIGHT, Blowin’ in the wind
それぞれいつも STRAIGHT, Blowin’ in the wind
おわりに
以上、「STRAIGHT」収録の12曲を全曲ご紹介してみました。
バラエティ豊かな楽曲群の中でも一切ブレない、コブクロの音楽魂を味わえる名盤だと思いますので是非チェックしてみてくださいね!
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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