こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、コブクロ7枚目のアルバム「CALLING」を全曲ご紹介しようと思います。
それでは、どうぞ!
コブクロ「CALLING」全曲紹介
「サヨナラHERO」
2009年5月に他界された忌野清志郎さんに捧げた楽曲。
ストリート時代、雨の日は必ずRCサクセションの「雨上がりの夜空に」を唄えば、本当に雨が上がっていったという思い出があるそうで、最期まで力強く唄ってくれたHEROへのリスペクトソング。さりげない言葉遊びも含まれているのが、小渕さんらしいですね。
信じたい ちっぽけな奇跡 僕等にはあの歌が RC(あーるし)
こんな日は あの人が 愛を 星に変えるのさ
今はのんびり 鼻歌でRock&Roll サヨナラHERO
「CALLING」ツアーでも、オープニングからエレキギターをがっつりと演奏してくれてめちゃくちゃカッコ良かったことを覚えています。痺れるほどの名曲。
「恋心」
恋愛でいうと、両想いになる前の片思いの状態が最もピュアなのでは?という部分にフォーカスした純粋なラブソング。
ラストの「”あの歌のようなHAPPY ENDの恋だと願い続けてる”の”あの歌”ってなんだろう?」と小渕さん。「でも”永遠にともに”なんかはハッピーエンドに近いですかね?」と黒田さん。
途中のアコギソロが心地良くて素敵な1曲です。
「To caling of love」
アルバム恒例の黒田さん作詞作曲楽曲で、今回は珍しくもラブソングです。
歌詞の中に「愛されたい」というフレーズがあり、小渕さん曰く「百何十曲と書いてきたけど、(愛されたいは)僕は歌詞にしたことがない。」そうで、コブクロはお2人とも作曲されますが黒田さんと小渕さんの違いが明確で面白いですよね。
この曲は是非ライブバージョンも聴いて欲しくて、CDの原曲ではピアノとハープだけの穏やかなバラードですが、2009年の「CALLING」ツアーではアッと驚く鳥肌モノのアレンジが…。是非DVDでご覧になってみてください。
アルバムタイトルの「CALLING」はこの曲から拝借し、さらにその後に「STAY」が完成したことで確信に変わっていったとのことです。
「虹」
JALのCMソングや、FMラジオのキャンペーンソングに採用された17thシングル曲。コーラスの音量が少し大きくなったアルバム.verになっているようです。
「虹」というタイトル通りカラフルな曲調の楽曲で、楽曲制作時にどうしても2人で制作していると、小渕さんが黒田さんの反応を気にしてしまうご様子で、黒田さんが「自由にやれ。明日聴かせて。」と小渕さんに任せきったことで出来上がった楽曲だそうです。こういうお2人の信頼感溢れるエピソード大好きです。
近づけば近づくほど 見えなくなってゆくけれど
消えたんじゃない 光の中に 君は 今 包まれているから
「STAY」
「虹」を制作した後、2日間スタジオに篭り、小渕さんの中にあるものを全て出し尽くした後に”降りてきた”メロディを完成させた18thシングル。
これまでのコブクロの楽曲には無い、どこか厳かな雰囲気が有る神々しい楽曲だと思います。ウィリアム・ラスキンさんが手掛けた”IMAGINE FOUR JOHNS”というネック指板にジョンレノンのイラストが刻まれているアコギで一気に制作されたとのことです。
この曲はもう、聴く側に何も言わせないような圧倒的な存在感と迫力があるように感じます。
もう二度と会えないはずのあなたが 僕の名前を呼んでる
振り返る 場所も無い 聴こえたのは きっと
僕の心の中だけ いつも心の中だけ
「天使たちの歌」
2008年2月東京で雪が降った日に、バンドメンバーとのセッションで制作された楽曲。
1時間で作詞を終わらせたぐらいに、スラ~っと書けた楽曲だそうです。スゴい…。
今回は「雪の降らない街」ではなく、「雪の降る街」ですね。
雪が羽になって 羽ばたく心に積もる
この恋あきらめそうな夜は 思い出そう
この場所で 巡り合えた奇跡を
I love you 切ないね いつか遠い街へ行こう
「FREEDOM TRAIN」
イントロのギターリフが8割と言っても過言では無い、ギターリフ命の楽曲。
アコギのリフがめちゃくちゃカッコ良いのですが、かなり難しいです…(笑)
2008年の5296ツアーで初披露されていたので、歌詞にも5296色が色濃く出てる気がします。
黒田さん曰く「この”Freedom train”のフレーズだけで楽し過ぎて2時間は唄える」そうです(笑)
コブクロ楽曲としては珍しい、歌モノでは無いノリ重視のライブ映えしそうな名曲だと思います。
Freedom train 心の中へと続く
Freedom train 銀色の列車で
Freedom train 探すのさ
Freedom train 走れ Freedom train
「Summer rain」
17thシングル「虹」のカップリング曲で、コブクロ初のアニメ主題歌となった。
そして、ライブで定番曲となっていた「潮騒ドライブ」の後継者にもなったと思います。
小渕さん曰く、夏の激しい雨が大好きで、それ以外は特に何も考えずに歌詞を一気に書いたそうです(笑) 一気にここまで書けるのが本当にスゴいですよね…。”Summer rain”と”サダメ”も完璧かと。
今 君と雨に打たれ あの夏を洗い流す
僕の中 積もる 砂のような想い出
今 君は雨に打たれ 誰の事 思い出しているの?
二人の傘に流れる Summer rain
「Sunday kitchen」
小渕さんの姉夫婦をモチーフに書いた、穏やかな日常の歌。
“Sunday”と”挟んで”の韻が心地良いし、買い物カゴのくだりは姉夫婦の実話だそうです(笑)
小渕さん曰く「日常の何気ない1コマを曲に出来た時に、1番喜びを感じる」そうです。
聞こえにくいかもですが、サビの黒田さんの超低音ハモリもめちゃくちゃカッコ良い1曲です。
「神風」
コブクロファンにはお馴染みの、インディーズ時代からのライブ定番曲。
今作「CALLING」で11年越しにようやくメジャーデビューを果たしたそうです(笑)
この曲は、コブクロ楽曲の中で最もエレキギターが輝いている曲だと思うのでギターキッズは必聴です。そして、小渕さんパートをトリルしながらピースサイン込みでコピーするまでが1セットです。
ライブでもCD音源でも、聴くと必ずテンションが上がってしまうゴキゲンなロックチューンとなっています。
「ベテルギウス」
こちらも5296ツアーで初披露されていた、16thシングル「時の足音」カップリング曲で、コブクロ自身も出演していた「NISSAN CUBE」CMソング。
オリオン座の中の1等星”ベテルギウス”という星が、今も夜空で輝いてはいるが、実は何百年も前に消滅しているのではないか?という学説をモチーフにした楽曲。
小渕さん曰く「世の中は考えても解明できていないことだらけなので、”なんとなく”で捉えることも大事」ということを歌いたかったそうです。
個人的に「嬉し涙も 悲しい涙も 同じ瞳に 浮かぶのは何故?」というフレーズが、この曲のテーマにも沿っていて名言だと思います。
「時の足音」
2008年に和歌山で行われた、結成10周年記念ファンフェスタのために制作された特別な楽曲。仮タイトルは「一輪花」で、小渕さんと黒田さんの共作になります。
コブクロのお2人曰く「何回歌っても、あの和歌山の紀三井寺の風景が思い浮かぶ」そうです。「最後の8文字を書けたことで、コブクロとしてまたゼロになれた」とも語られる、とても大切な1曲。
誰もが一人 一つ 一瞬 一秒 一度きり
巻き戻せない時を 躊躇わず 生きてゆける
そんな出逢いを 探してる 一人 一つ 一瞬 一秒 一度きり
出逢えて 良かった
私個人的にも、あのファンフェスタが初のコブクロでしたし、人生初のライブ参戦だったため、かなり思い入れの深い特別なライブとなりました。セットリストも王道で、映像化もされているので、是非ともご覧になってみてくださいね。
「赤い糸」
こちらもインディーズ時代の名曲が、ついにメジャーデビュー。
コブクロとして3曲目に作った楽曲が、10年後に16thシングル「時の足音」のカップリング曲となり、新垣結衣主演でMVも制作されました。ガッキーとしてもこの曲をカバーしていましたね。隠れた名曲から一躍、カラオケでの定番にもなるほど有名な楽曲に飛躍しました。
この曲はずっと同じコード進行の上に、小渕さんお得意のストーリー性の高い一切繰り返しの無い歌詞が乗っかっていて、歌が進むにつれて静かに盛り上がっていく唯一無二の楽曲だと思います。
泣かないでおくれ 今日は2人の1年目の記念日だから
お祝いしようよ 強く結んだ糸が解けずにいた事も
愛される事を望むばかりで 信じることを忘れないで
おわりに
以上、「CALLING」収録の13曲を全曲ご紹介してみました。
ロックもポップもラブソングも、完全に成熟しきった極上の楽曲達が味わえる名盤だと思いますので是非チェックしてみてくださいね!
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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