こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、最近絶好調が過ぎるフラッドこと“a flood of circle”の新譜ツアー「伝説の夜を君と」の梅田TRAD公演に参戦してきて、あまりにも感動し過ぎてしまったので、忘れてしまわないうちに全曲ライブレポを書いてみようかと思います。
よろしければ、お付き合いください。それでは、よろしくどうぞ。
a flood of circle Tour「伝説の夜を君と」2022年6月10日@umedaTRAD ライブレポート
定刻の19:00になると、いつも通りのSE「Superstition」が流れ、メンバーがステージに登場。
今日の佐々木革ジャンは「白」。「黒」も「赤」も捨てがたいが、「白」が1番好きかも。
ダカドン、ジャカジャ~ンとバンドが鳴り、「おはようございます。a flood of circleです。」
からの、1曲目は…
「A」
テツ君の荒々しいストロークから始まる、怪しくて重苦しいハードな雰囲気の新譜アルバム曲。
「これが最初のA〜♫」
まさに1曲目にふさわしいかと。
「Dancing Zombiez」
続けて、ナベちゃんのドラムからお馴染みのライブ定番曲。
テツ君も鬼神社をバッチリ決めてくれました〜!
「クレイジー・ギャンブラーズ」
さらに続けて、佐々木さんのスペイン語カウントから、タイトルそのまんまの新譜アルバム曲。
なんかもう、新譜の曲とは思えないくらいにお客さん達のノリが完璧でしたね。もうこの辺りくらいから、バンドもこちらもエンジンがかかりきってる感は出ていたように思います。
佐々木さんが再び軽く挨拶し直し、「on Bass HISAYO!!」からの…
「Blood Red Shoes」
あのベースソロからのイントロはいつ聴いてもブチ上がってしまいますね。
afocの地獄突きワンマンツアーで、はじめてここ梅田AKASOにライブを観に来た時から大好きだった1曲。今でも変わらずに当たり前のように演奏してくれて、ありがたい限りです。
「狂乱天国」
そして、(正確にはナベちゃんのカウベルも鳴っておりましたが、)再びベースソロから始まる1曲。
昨年末のカバー曲だけでセトリを組むというイカれた”COVER NIGHT”のアンコールにて、「新しく出るアルバムから、1番どうでも良い曲やりまーす」と先陣を切って初披露された1曲。
何も考えずに聴けるというか、“何も考えさせてくれない”怒涛のロックンロール。もう最高です。ライブにおける佐々木ハンドマイク曲は漏れなく激アツです。
「Rex Girl」
またまたヒサヨ姐さんベースはじまりの曲で、なかなかお久しぶりなこの曲。
文字の説明だけだと、なかなか熱気が伝わりづらいですが、HISAYO姐さん祭り(かつ佐々木ハンドマイク祭り)の流れでこの曲は、破壊力が凄まじかったです。
ノリにノリ過ぎて「ヤヤ、ヤヤ、ヤヤヤ~♪」の後に流れで、佐々木さんがアウトロで「ヤー、ヤーヤー!ヤーヤーヤー!!」とチャゲアスを歌うぐらいには盛り上がっておりました(笑)
アウトロの音が鳴りやまないまま、「US〇よりも~、デ〇ズニーランドよりも、TRADがNo.1~!!」とお決まりの口上から…
「Welcome To Wonderland」
この曲も(ほぼ)ヒサヨ姐さんはじまりの曲で、ここまでの“姐さんゾーン”がエゲつなかったですね。
この曲も、まるでこれまで長年ライブで演奏されてきたかのような盛り上がりと一体感で、ライブ映えが過ぎる1曲でした。
盛り上がるだけ盛り上がって、ここでやっと一息ついてMC。
佐々木「ハリボーって知ってる?あれ美味しいよね。」とのことで、ハリボーにいくつか種類があるけど、”赤いクマさんのヤツ”だけ小さい頃からお気に召さなかったとのこと。
でも、このツアー中に”赤いクマさんのヤツ”も良いじゃんと思えるようになってオレ成長したなぁ~と感じたそうです(笑)
「月に吠える」
という全然関係ないMCから、唐突にこの名曲が。
もうこの曲と「コインランドリー・ブルース」はいつ聴いても良い曲なので、毎回ツアーでやってください。(比較的演奏してくれておりますので、ありがとうございます。)
目を凝らして見ると、佐々木さんのグレッチは6カポで演奏されていたかと思います(恐らく)。
「世界が変わる日」
落ち着いた雰囲気の中、佐々木さんとテツ君が向き合い、小声のカウントからツインギターではじまった、新譜の最後を飾った楽曲。
ひょっとすると、「フラッドにはポップな楽曲は求めていない」っていうファンの方も多いかもしれませんけど、個人的には佐々木さんがソロ活動も踏まえて、“ロックンロールバンド”のイメージに囚われ過ぎず、こういう”優しい歌”も歌ってくれるところも、フラッドの大好きな所だと思ってます。
あと、楽曲の雰囲気に応じて、しれ~っとギターを持ち替えてくれているテツ君も大好きです。
(この日は黒いレスポールと黒いテレキャスターカスタム風ギターを持ち替えて下さってました。)
「ブレインデッド・ジョー」
テツ君にギターソロを完全に任せられるようになってからは、「”奈良美智さんのイラスト”付きダブルカッタウェイのホワイトファルコン」はほとんど登場せず、ライブ全編を「”Love is like a~”のジャケットにもなっているブラックファルコン」で弾いている佐々木さん。
そのブラックファルコンで、グレッチとは思えないほどの(失礼!!)良い音を鳴らしながらはじまった、新譜におけるツービート枠の1曲。
ここで再び、一息ついてMC。
・実は漢字の書き順は日本が独自に?決めているだけで、中国ではわりとバラバラだという話
・「左」と「右」で書き順が違うと、怒られていた幼少時の佐々木さんは何だったんだよ!という話
・日本で書き順を定める会議あった際に、書道家の人でも意見が割れてしまい、私の書き順が通らなければ切腹する!とまで言い放った人がいたという話
・切腹したくなるくらいに、何かに気合いが入ってる人はそんなにいないと思うけど、可愛いよねって話
佐々木「(諸々中略)世の中は騙せたとしても、自分だけは騙せないぞ!飛ぶなら今しかないぞ!」と煽り、大好きな次の曲へ。
「バタフライソング」
新譜のスタジオ音源で聴く限りでは、1番好きなアルバム曲だった楽曲。(実際に生演奏で聴くと、他のアルバム曲もライブ映えする曲ばかりで、バタフライソングが1番と断言しにくくなってしまいましたが…笑)
1サビ後に前に出てきて、グレッチで”フルスイング”してしまう無邪気な佐々木亮介が可愛かったです(笑)
そして、自分が”なぜこの曲が大好きなのか?”の答えが次の曲で分かった気がしました。
「春の嵐」
これもナベちゃんのドラムから、佐々木さんの弾き語りではじまるライブの定番曲。
この曲の想い出としては、前述した「afocの地獄突きワンマンショー@梅田AKASO」のライブでも、たしかアンコールに演奏されていて、その当時はこの曲を知らなかったのに、その場で聴いて一目惚れならぬ、“一聴惚れ”した覚えがあります。
こうやってライブで爆音で立て続けに聴くと、「バタフライソング」は「春の嵐」の系譜だなぁと感じました。あとは「世界は君のもの」とかも同じ系譜な気がしますね~。好きです。
あと余談ですが、この曲のギターソロ終わりに、テツ君のギター音が機材トラブル?で少しだけ途切れてしまい、すぐに復旧されたのですが、全く焦らず微動だにしなかったテツ君の渋さにひっそりと感動しておりました…(笑)
「R.A.D.I.O.」
この曲も、ナベちゃんのドラムから曲が始まるアレンジがされていて、曲が始まる前に佐々木さんがステージ前方に出てきて、飲み終えた酎ハイ缶で”ボトルネック奏法”を披露した後、空き缶を思いっきり後ろに放り投げ捨てていたのですが、あの缶はナベちゃんに当たらなかったのか…???ちょうど佐々木さんの影になっていて、私は確認できませんでした…。普通に危ない…(笑)
この曲は特に大好きってわけでも無かったのですが、ラジオをモチーフにしたこの曲を、電波どころか思いっきり生演奏でしかも爆音で聴きながら、サビでのカラフルな照明も相まって、なんか泣きそうになってしまいましたね…。
私自身も、ここにいるお客さん達全員も「最高と最低を繰り返しながら ちゃんとフラッドに出会えた」んだなぁ~と、本当に良かったなぁと感動してしまいました。
「テンペスト」
前の曲から、照明が落ちて、軽いチューニングタイムがあったものの、MCも無く唐突に佐々木さんが歌い始めた、同じツアーで前に参戦した神戸”太陽と虎”公演では聴けなかった大名曲。
「白状」もそうですが、これまで常に前向きでポジティブで明るい歌を歌い続けてきたフラッド、ひいては佐々木亮介が、こういう歌を歌った時の”説得力”というか、”大きなモノが胸にグサッと突き刺さる”ような感じ。
「白状」と「テンペスト」は、フラッド歴が長い人にほど突き刺さるような気がしますね…。
「プシケ」
この日会場に集まった”馬鹿げたセイラー達”に向けて、改めてライブのド定番曲を。
この曲はもう特に語ることも無いですが、この日もカッコ良くメンバー紹介を決めてくれました。
「北極星のメロディー」
もう完全に煮えたぎっている梅田TRADのお客さん達に向けて、佐々木さんが「(お客さん達の)目がキラキラしてるよ!」と言い放った後に演奏された、今作「伝説の夜を君と」のリード楽曲。
アルバムに先駆けてMVが発表された時や、神戸公演に参戦した時は、こんなには響かなかったんですけど、この日はここまでの流れもあってか”涙が止まらなくなってしまう”くらい、突き刺さってきましたね…。
ベタベタな事を言うと、「“最高の景色”ってこれ」ですよね。新譜の楽曲でさえも、会場にいる皆が同じタイミングで腕を上げて、同じタイミングで手拍子をして、フラッドの新しい”今の楽曲”を皆でしっかりと共有できている感じ。それを今目の当たりにしていると思ってしまい、涙腺が崩壊してしまいました…。
もうここにいる人達には十分過ぎるほど届いていますが、”フラッドを知らない”もっと多くの人まで届くことを本当に願っています。
「シーガル」
こちらもナベちゃんのドラムが鳴っている中、佐々木さんのお決まりの「オレ達とあんた達の明日に捧げます!!シーガル!!」。
この日のシーガルも間違いなくカッコよかったのですが、個人的には完全に「北極星のメロディー」の方が胸に突き刺さったまんまでしたね…。”シーガル越え”してしまいました…。
そして、ここでライブ本編が終わるかと思っていたら、メンバーは捌けずにMCが。
・「ライブっていいよね。ツアーって良いぜ(笑)これオススメ。みんなもロックバンド組んでツアー回ってみて。確認したことないんですけど、噂によると人生って1回だけっていうので、オレらはこれって感じ。」
・「別に、言いたいことがあってツアー回ってるわけじゃないんだよ。今は休憩中。だからアレだよね、結局ハリボーがさ〜」とこの日2〜3度目のあまりのハリボー押しに会場もウケてました(笑)
・「昨日まで分からなかったハリボーのこと、好きになるくらい世の中は分かんないことだらけ。みんな違ってみんな良いかはわかりませんけど、みんなそれぞれ違う人間なんだってことを覚えておかないと。忘れちゃうわけ、アホだから。ニュースとかで何百人が亡くなりましたとか言っても分かんないじゃん。だから、人を人として見れなくならないように、ちゃんと覚えておかないと。」
・「だけど、いくつかわかってることもあって、この店(梅田TRAD)が良い店だってことと、ウチのメンバーが自慢だってことと、今日ここに来てくれるあなたが自慢だっていうこと。」
・「(演奏準備ができた後に唐突に)綺麗事を言ってると嫌われます。でも、綺麗事言えなくなったらオシマイだろ?」
(この日は、ここのMCが佐々木語録で溢れてましたね~。覚えている限りで書いてみました。)
「白状」
これまでのフラッドのセトリ的に「テンペスト」が演奏されたことで、もう「白状」は聴けないかなぁ〜と思っていた所に、アルバムの最重要楽曲になりかけているこの名曲が。
1サビ終わりまでは、佐々木さんがステージ前方に出てきて、マイクも使わずに弾き語りで歌ってくれました。
この曲はもう、フラッドを追いかけ続けているファン達は聴いてて堪えられないんじゃないかなと思ってしまいます…。反則レベルですね…。
(周りの意見がきっかけで制作された楽曲のため、)佐々木さん的にはアルバムに収録するつもりのなかった、この「白状」がファン投票で1位になり、MVが制作され、アルバムツアーのセトリでもクライマックスに位置付けされて、欠かさず演奏されて、もう“佐々木さん1人だけでガムシャラに頑張ってバンドを引っ張っていく時代は完全に終わったな”と証明されたような気がしてきて、この曲もボロボロ泣いてしまいましたね…。この曲は本当にダメですね…(誉め言葉)
「伝説の夜を君と」
思いがけない”白状”に完全にやられていた所に、アルバムの1曲目であり、アルバムタイトル曲でもある、この曲を繰り出されて、演奏が終わったと同時に佐々木さんが一言、「バイバイ」。
これまで散々フラッドのライブに参戦して、セトリの予想もある程度出来てしまうくらいだったので、この日の”この流れ”はもう完全にやられてしまいました…。アルバムツアーとしては綺麗すぎる完璧な終わり方で、素晴らし過ぎませんか?
メンバー全員が一旦捌けた後に、泣きすぎてしまったのでバーカウンターにビールのおかわりをもらいに行っていると、再びメンバーがアンコールでステージに戻ってきてくれて、
「アンコールはチケットの料金外ですので。ってことで、アルバムと関係無いことやりま~す」
「花火を見に行こう(未発表の新曲)」
SNSで存在は知っておりましたが、ここ大阪で初めて4人でのバンド演奏となったそうです。
“ライブで初めて聴く新曲あるある”の通り、あんまり歌詞を聞き取れませんでしたが、今真っ最中のロシア/ウクライナ問題も含めて、歌いたいことがいっぱいあったんだろうな~という感じでした。
この曲に関しては、歌詞をきちんと見ながら聴きたいですね。なんか渋谷のショップで販売されるらしいですが、行けそうにないので是非とも通販も頼みます…。
そして、あっさりと「どうせすぐまた大阪来るから、バイバイ!」と間髪入れずに…
「Beast Mode」
もう完全にライブ定番曲と化した、前作「2020」のリード曲。
テンションが上がり過ぎていたのか、もしくはしんどかったからなのか、佐々木さん2サビが”ボーカル辞めちゃうわ”状態になってましたね〜(マイクを離れて、ステージ前に出てきてました)
アンコールは、バーカウンター近くの最後列から観てましたが、お客さんも声が出せない割にはかなり盛り上がっていたように観えました。早く、みんなで叫んで暴れられるように戻りたいですね〜。
おわりに
以上、2022年6月10日に梅田TRADで行われた「伝説の夜を君と」を全曲ご紹介してみました。
この「伝説の夜を君と」ツアーは、神戸”太陽と虎”で1度対バン公演を観ていたにも関わらず、こちらの予想を遥かに上回る”素晴らしいセットリスト”が披露されて、思わず泣きそうになった箇所が何度かありました、というか泣いておりました。
そして何よりも嬉しかったことは、そんな”涙腺崩壊の場面が全部新譜からの楽曲だったこと”です。これは本当に凄いことだと感じています。まじ、パネェっす。
「2013年、ここはイカれてる!」からフラッドを追いかけ続けて、まもなく10年。いつまでもベストを更新し続けてくれる”a flood of circle”が大好きです。これからも変わらず、転がり続けてください。
コメント