こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、ミッシェルガンエレファント2枚目のアルバム「High Time」を全曲ご紹介しようと思います。
それでは、どうぞ!
thee michelle gun elephant「High Time」全曲紹介
「brand new stone」
1曲目からバンドサウンド全開の痛快な楽曲。歌詞の意味は全くわかりませんが…(笑)
何かを包んでるビニールを焼いて溶かして、吸い込んでいる。アルバムタイトルに掛けて、”おクスリ”の歌かと思いましたが、チバさん曰く「ウチはドラッグ禁止」なので、たぶん違うはず。でもまぁ、バンドの演奏がおクスリをキメテる人並みのテンションですけどね(笑)
ロックンロールの歌詞に意味を求めるのも野暮だと思いますので、次へ!!
「リリィ」
個人的に初期ミッシェルのサウンドを象徴しているように思える、3rdシングル曲。ライブでもアンコールでよく演奏されている気がします。
この楽曲は、「限りなく透明に近いブルー」という村上龍さんの小説にインスパイアされて制作されたとのことです。未読なので、必ず読んでみようと思います。
そして、この「リリィ」で1番好きでたまらないのが「晴れたら~♫」の大サビ部分。CD音源では1度しか歌われない大サビも、ライブでは追加アレンジで2回も歌ってくれます!
あの追加アレンジが個人的にとてつもなくたまりません。大好きな1曲。
「恋をしようよ」
テレビも冷蔵庫もレコードもそっちのけで、”猫のスタイルですがりつけ!”。
珍しくド直球の歌詞ですね(笑)もう何も言うことはありません(笑)
チバさんの「にゃにゃんにゃん」が聴けるレアトラックです!!
「sweet MONACO」
これはもう、この勢いがたまらないですよね~!
アベの”マシンガンカッティング”がこれでもかっていうくらい聴くことができます。
“甘いモナコへ逃げよう~♫”と逃げた先には…
「シャンデリア」
アベフトシのカッティングを語る上で絶対に話題に上がる楽曲「シャンデリア」。布袋さんで言うところの「BAD FEELING」みたいなポジションだと思います。
この曲を聴いてアガらないギタリストはいないでしょう。それぐらいにキレッキレのカッティングまみれの1曲。アベさんに隠れてしまいがちですが、後ろでウエノさんもエグいベースを弾かれています。この曲は完全にボーカルよりも楽器陣が主役の1曲だと思います!!
「blue nylon shirts (from bathroom)」
ここで一旦クールダウンし、落ち着いた優しい雰囲気の楽曲。
現在もThe Birthdayを通じてチバさんを追いかけている私が感じるのは、”サビでもあまりメロディが浮き沈みしない平坦な歌モノ”がチバさんにとてもハマる気がしています。
有名どころで言えば、「ドロップ」「太陽をつかんでしまった」「シャロン」「ROKA」などなど。“声”の存在感が凄まじいチバさんが歌うからこそ、響くものがあると思います。
「bowling machine」
こちらは、そんな存在感抜群のチバさんがほぼ不在のインストゥルメンタル楽曲。
とてもシンプルなスリーコード進行に、”ボーリングのピンが倒れる音”が混ぜられてます。
忘れられがちですがインスト楽曲のみでシングル「KWACKER」(ミックグリーンとの共作)も出しているぐらいには、実はミッシェルガンエレファントはインストバンド。この曲もカッコいい。
「笑うしかない」
これまでと少しノリが違う、珍しくファンキーな1曲。
“あと2分”で何もかもが消えてしまうので窓から逃走する男の歌。何があったんだ。
1曲としては今作最長の6分9秒。ウエノさんのベースがブリブリです。
「flash silver bus」
“光る銀のバス”の歌?いいえ、これは”銀に光るアベのギター弦”の歌です。嘘です、言いたかっただけです。ラストの追い込みからの締めの潔さよ。
音が割れ気味のキューちゃんドラムとウエノさんのブリブリベースの上で、アベがカッティングを刻み、チバのハープが乗ればもう歌詞なんかどうでもよくなってしまいます。これこそが”ロックンロール”。
ん?このバスに飛び乗ろうとしてるのは、窓から逃げた”あの男”なのでは!?(笑)
「キャンディ・ハウス(texas style)」
来ました!みんな大好き2ndシングル「キャンディ・ハウス」。こちらはアルバムバージョンで少しテンポが控えめですね。ライブはこれの1.3倍は早いですからね(笑)
そしてこの曲は、ギターでコピーするのがめちゃくちゃ楽しいんですよ!リフ有り、カッティング有り、ギターソロが3本も有り、と至れり尽くせり。ギタリストの皆様は是非。
みんなで叫ぼう、”Go Back,Candy House”!!!
「スロー」
アナログ盤の3rdシングル「リリィ」に収録されていた楽曲。ミッシェルはアナログ盤(レコード盤)にもこだわっており、ジャケットが全部違ったり、アルバムの収録曲が違っていたり、そもそもCD盤には収録されていない音源があったりするのでファンは大変です…(嬉しい悲鳴)
“少し中毒性のあるサビ”で投げている石は、1曲目で見つけてきた石か!?!?
初期ミッシェルの世界観はとことん謎に満ちていながらも、無駄に爽やかで、どこかで全部繋がっているような不思議な感じがしますね。
「Baby,please go home ~ wave’33」
そして本作のラストを飾るのは、ミッシェル得意の”爆弾のような短い曲”。「CISCO」を筆頭に「VIBE ON」「ジャブ」「ジェニー」などなど。勝手に”爆弾枠”と呼んでます(笑)
ミッシェルの曲はほぼ全てそうですが、こちらもアルバム盤ではテンポ控えめですが、ライブではテンポが…(笑)でもテンポ控えめでも、この間奏のアベのカッティング、エグ過ぎるでしょ(笑)最高です。
そのまま間髪入れずに、エンディングとしてインスト楽曲というよりはセッションそのままに近い「wave’33」で締めくくられます。というよりバッサリ切られます(笑)
おわりに
以上、「High Time」収録の12曲を全曲ご紹介してみました。
今作は、キレッキレのアベカッティングが隅から隅まで味わえる初期ミッシェルの傑作だと思いますので、是非チェックしてみてくださいね!
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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