【ネタバレ注意】a flood of circle Tour CENTER OF THE EARTH ~アーユーハイテンション?~@梅田TRAD 2019.6.14 ライブレポ

ライブレポート

おはようございます、まんじろうです。

昨日、観に行ったフラッドのライブがとても素晴らしかったので、長文覚悟でライブレポートを書いてみようかと思います。もし良ければお付き合いください。

以下、ネタバレ注意ですそれではどうぞ!

~ OPENING ~

開演時刻の19時を少し過ぎた頃、いつものSEが会場に響き渡る中でメンバーが入場。

この日のドレスコードは“黒”。佐々木さんのギターも久しぶりにブラックファルコンでした。

ジャ~ン!!「おはようございます!a flood of circleです!」からの1曲目…

「Flood」

アルバムツアーらしく、アルバム「CENTER OF THE EARTH」の1曲目からスタート。

まさに1曲目に相応しい、前のめりの”勢いしかない曲”(褒め言葉)。

歌詞もafocらしさ溢れる、かなり前向きな歌詞で個人的に大好きです。

メチャクチャがいい ドシャメシャがいい 転がりながら走れ
この世にあるだけの光 集めてお前に歌う

「The Beautiful Monkeys」

ロックンロールの準備はできてるかあああああ!?」と立て続けにジャガ、ジャガ、ジャガ。

この曲も、元祖”勢いしかない曲”(笑) TRADが猿だらけになりましたね。

「Vampire Kila」

さらに続いて、ヴァンパイアのブルースやっぱりCD音源で聴くのと、爆音の生演奏で聴くのとでは全然違いますね。生で聴くとめちゃくちゃカッコ良かった。ちなみにイントロの叫び声はテツ君が叫んでました(笑)

みんなで「WOWOWO!!WOWOWO!!」とか「フー!フー!フー!」ってコーラスしてて、大阪のお客さんは予習バッチリでさすがでした。ライブ序盤からフロアもなかなか盛り上がっていました。

「Blood Red Shoes」

さらに、間髪入れずにこの曲。もう攻めっ攻め。もう何人かダイバーも飛んでいました。

その一方で、当時は梅田AKASOだった頃に「AFOCの地獄突きワンマンツアー」でフラッドをはじめてこの会場で観た時は、この曲が1番好きだったことを思い出してしまい1人で泣いてしまいました…(笑)

まさかこんな、攻め攻めの曲に泣かされるとは…(笑)

「Backstreet Runners (Part1)」

一旦小休止を挟みながらも「ぶちかましていいですかああ!?」と続いてこの曲。

これが俺の道 王道の王道 やつらがどの道 裏道扱いしても構わない

新しいことでは無く、自身の得意技を突き詰めた今回のアルバムを引っ提げてツアーを回っている、まさに今のフラッドを表してる歌詞だと思います。

楽しみたいけど 楽したいだけなら バンドなんか辞めてるよ

「Rodeo Drive」

そのまま続けて、まさかのロデオドラ~ア~ア~ア~ア~。この曲は結構お久しぶりでした。

「GOLDEN TIME」収録曲も、カッコいい曲が多いので是非ともまたライブで聴きたいですね。

「美しい悪夢」

美しい悪夢!!」と宣言後に、このキラーチューン。最近のライブではほぼ欠かさず演奏されている気がします。この曲になるとフロアも本当に沸きます。まさにビューティフルナイトメア

各メンバーのソロパートも、より迫力を増しているように見えました。この日はナベちゃんのドラムパートの緩急の差が、めちゃくちゃカッコ良かったです!!もちろんテツ君もHISAYO姐さんも!!

「Youth」

ただいま、大阪~!」ここで一旦、MCを挟み落ち着きモードへ。佐々木さんは大阪のオーディンスの気合いを認めてくれているみたいで、大阪でのMCはいつもご機嫌そうです(笑)

MCからさりげなく、佐々木さんの弾き語りで「Youth」へ。途中の2番では、

グレッチもアップルも…、フェンダーもギブソンもマーシャルも…決して…君に敵わない

と遊び心たっぷりに歌ってくれていました。

「弾き語り + バンド」の特殊なこの曲もライブで聴くと、魅力が倍増ですね。

「スノードームの夜」

「生きてたら元気のでない日もあるよね。オレもそんな日は諦めて人生サボるもん。 その日はもう何もしない(笑) オレは今日バージョンのオレ~だから~♪今日バージョンの君で良いぜ~♪大阪のみんなのおかげで、今日のオレ絶好調~♪

この曲も佐々木さんがギターを弾きだしながら始まったのですが、「今日バージョンのテツが聴きたいな。イントロつけてよ」と即興でリクエスト。テツ君もそれに合わせて渋めのフレーズを添えると「ウチのブルースマン、アオキテツです。よろしくどうぞ!」

テツ君こだわりの”弾きすぎないギターソロ”もばっちり聴かせて頂きました~。

「プリズム」

そして、ここでまさかの「プリズム」が!!!

問題のイントロのギターリフは、佐々木さんが弾き倒してました。運指がめちゃ早かった…(笑)

プリズム後のMCで「10年前の曲で、あの頃のことを知ってくれている人の顔も、わけがわからずキョトンとしてる人の顔も見えてますんで(笑)」と佐々木さん。生で聴けて光栄でした。

「The Key」

佐々木さんがフラ~っとギター弾きながら前に出てきて「今特に何も考えてな~い♪ここで何するかも特に決めていな~い♪決められたくもな~い♪」そして、マイクに戻って…

ついに聴けました、最新シングル曲「The Key」。

Hello,hello new world,hello new world 今この瞬間まで分かんなかった君に
Hello,hello new world,hello new world 鳴らせ野次馬どもが静まるヴォリュームで

この曲はもう、サビの解放感が気持ち良すぎる上に、歌詞も前向き過ぎてたまりませんね。

最近の、前のめり過ぎるa flood of circleにピッタリかと思います。

諦めモード?まじでもうごめんだぜ 

っていうかもう 鳴らしてる
っていうかそう 向かってる 

ロックンロールが死んでも俺たちは生きてる
新しい歌 歌う 君こそ未来を開けるキー

この辺は、佐々木節全開で最高だと思います。この日のライブでますます好きになった曲です。

「春の嵐」

「The Key」の流れのまま、ナベちゃんのドラムにのって「春の嵐」へ。

この曲も10年前の「BUFFALO SOUL」収録曲ですね。

ライブでも比較的定番で大好きな曲なので、やってくれる度に涙腺が緩んでます。

「光の歌」

そのまま「夏の砂漠」に行くかと思ったら「光の歌」。

今回のアルバムの中で1番明るい希望の歌だと思います。

ライブでの照明も眩しいぐらい光ってました。

ありったけの命で叫べ 光の歌
君となら歌える 超えて行こうぜ Shine on

あの日、会場にいた全員が”ありったけの命”で叫んでいたと思います。

「MC~ハイテンションソング」

ここで一旦、MCを挟んで「3月にアルバム出して、シングルも出して、まだ内緒なんだけど、実はもう1枚出そうと企んでます!曲は山ほどあるんで!笑」と爆弾発言(笑) 

ドラムのナベちゃんは高い歌声がコンプレックスという話になり、その場でちょろっとだけナベちゃんが甲高いHuman Licenseを歌い「亮介が死んだら、デイブグロールみたいにボーカルやろうかな(笑)」「フラッドを乗っ取ろうとしてる(笑)」という下りの後で、佐々木さん曰く「オレは長生きしたいタイプなので。今後とも長くよろしくどうぞお願いします。ロックンロールバンドより楽しいことって、きっと無いからね。

それじゃ、皆さん行けますかああ~!?テンションあげていけますかああ~!?アーユーハイテンション~!?ハイテンションソング!!!」と今回のツアータイトル曲へ。

afocメンバー自ら、”2019年度ワーストタイトル”と自虐するほどの「ハイテンションソング」も、ライブではその起爆力と分かりやすさで会場が爆発してました。ダイバーも飛んでた。

「下らない」なら上がる High High High

意見ありゃ声上げる High High High

ギターソロ前は「意見ありゃ、ギター弾く!!」に変更されてました(笑)

「Dancing Zombiez」

そのハイテンションのまま、お馴染みのゾンビへ。

最初のブラッドレッドシューズと同じで、このシングルが発売された2013年のツアーではじめてフラッドを同じこの会場で観て、そこからもう6年ぐらい追いかけてるけど、あの時のフラッドと今のフラッドは全くの別物で。こんなに明るいDancing Zombiezが聴けるなんてって感じでまたもや泣いてました。

佐々木さんもノリノリで、途中ギターを弾くの放棄して、両手を前にプラプラさせてゾンビの真似してましたし(どうか伝われ!)、 アウトロの「ギターソロ俺!」ではさりげなく10周年となる「ブラックバード」のイントロを弾いてましたし。

「シーガル」

そのままの勢いで、お約束の「オレ達とアンタ達の明日に捧げます!!シーガル!!」

ここまでの流れが凄かったので、この日のシーガルも凄まじかったです。

最近のシーガル、2番サビ後半はオーディエンスパート、お客さんのものですね(笑)

「Center Of The Earth」

そして、「ここにいる人達に愛を込めて、Center Of The Earth!!

アルバムのタイトル曲にして、ライブ本編最後の曲。

なんか、こんな分かりやすい大名曲を色々説明するのは野暮だと思いますが、これだけは言わせて欲しい~!佐々木さんとテツ君が同じマイクでギターリフを歌ってた~!笑
テツ君、ギターリフをオンマイクで歌いがちなところ最高に好きです(笑)

どんな後悔をしても 君がいれば爆笑だぜ
忘れないで 世界の真ん中はいつも君だってこと

会場全体での大合唱による多幸感溢れた雰囲気のまま、ライブ本編は幕を閉じました。

「群青日和(東京事変cover)」

アンコールの拍手に呼ばれて、メンバー再登場。

特に何も言わずにしれ~っと、「新宿は豪雨~♪」と歌い出して、まさかやってくれると思ってなかったからか、お客さんの歓声がその日で1番凄かったかもしれない(笑)

ラストも「青く燃えてゆく 大阪の日~♪」に変えてくれていました~。

「世界は君のもの」

そしてラストのラスト、ナベちゃんのドラムにノリながら佐々木さんが、

「好きにやっててうまいこといかなくなったらライブハウスへ来いよ!」

「もう、好きにやってくれ!だって、世界は君のものだから!」

会場のTRADが物凄い熱量に包まれたまま、アンコールも終わり、終演となりました。

~あとがき~

ただうるさくてカッコいいバンドなんじゃなくて、うるさくて“優しくて”カッコいい“ロックンロール”バンドこそがa flood of circleだなと再確認できるような、ツアーでした。

前半は攻め攻めのa flood of circleを、後半は飾らない優しいフラッドを観ることができる素晴らしいツアーだったかと思います。

以上、長くなりましたがどうしても記事に残しておきたいぐらい良いライブだったので書いてみました。最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。おしまい。

アルバム紹介も書いてますので、良かったら読んでみてください。

a flood of circle「CENTER OF THE EARTH」~アルバム紹介~

2019年に発売されたa flood of circleの9thアルバム「CENTER OF THE EARTH」について書きました。

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