こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、Mr.Children14枚目のアルバム「B-SIDE」Disc2を全曲ご紹介しようと思います。
(Disc1についてはこちら↓で全曲ご紹介していますので、併せてどうぞ)
それでは、どうぞ!
Mr.Children「B-SIDE」全曲紹介 ~Disc2~
「1999年、夏、沖縄」
19thシングル「NOT FOUND」収録の、全国を回る”プロミュージシャン達の本心”のような歌。
2017年に行われた25周年ツアー”Thanksgiving 25″でも、曲中にMCを挟むなど例を見ないレベルで大きく取り上げられたミスチルにとっても重要でとても大切な楽曲。
カップリング曲ながら映像化にも恵まれており、「Tour 2004 シフクノオト」Disc1特典映像ではこの曲をツアー最終日に沖縄で演奏する映像が収められており、楽曲とシンクロするような状況に涙ぐみながら歌う桜井さんを観ることができます。ミスチル史に残る名演。必見です。
いろんな街を歩き いろんな人に出会う これからだってそれはそうなんだけど
そして今想うことは たった一つ想うことは あぁ いつかまたこの街で歌いたい
あぁ きっとまたあの街でも歌いたい あぁ そして君にこの歌を聞かせたい
「花」
20thシングル「優しい歌」に収録。11thシングル「花 -Mémento-Mori-」を原曲とする再録音源で、こちらのカップリング.verは曲名からサブタイトルが外されています。
元々はツアー「POP SAURUS 2001」用のライブアレンジで用意していたものを、再度レコーディングし直し、カップリングとして収録したそうです。
「深海」時代とは歌声が全く異なるので、是非聴き比べてみてはいかがでしょうか?
個人的に、2000~2001年頃の桜井さんの声が1番丸みがあり、色気に満ち溢れてるように聴こえてたまりません。
「さよなら2001年」
22ndシングル「君が好き」収録の、神様に向けた皮肉にも祈りにも聴こえるような歌。
はじめは、松任谷由実さんの「A HAPPY NEW YEAR」をカバーする予定だったそうですが、出来があまり良くなかったためお蔵入り、代わりにこの曲が採用されたそうです。
毎月決まった日 振り込まれてくるサラリーのように
平和はもう僕等の前に 当たり前に存在はしてくれないけど
「さよなら2001年」は9月11日にアメリカで発生した”同時多発テロ”を強く意識しているそうです。残念ながら、相も変わらず世界情勢が不安定な昨今にも通じてしまいますね…。
今年こそはきっと世界に たくさんのいいことがありますように
「I’m sorry」
23rdシングル「Any」収録の、ひたすら低姿勢にとことん謝罪の気持ちを歌う変な歌。
歌詞については”知人の実話”を基にしているそうで、ドラムのJENさんは歌詞がツボに入ってしまい、当初は笑い過ぎてろくに演奏もできなかったとのことです(笑)
桜井さん曰く「I’m sorry」と「雨のち晴れ(remix version)」だけは「本当のミスチルファンじゃないと聴いて欲しくない」とまで明言されたそうですが、普通に良い曲だと思うんですけどね~。
大好きだったあの笑顔をもう一度 大嫌いなんて なじんないで今後とも
人生だってあなたがいなくちゃ味気ない 今頃になって気付いた訳では決してない
「妄想満月」
26thシングル「Sign」収録の、落ち着いた雰囲気ながらも中々の変態妄想ソング。
作曲については「寺岡呼人」さんとの共作だそうです。(「星になれたら」以来 約12年ぶり)
男の方へ 君は駆けてく
彼氏なのかな?ただの友かな? 名も知らぬ君
ただ公園のベンチで”横に座っただけの女性”に、口にしないことを良いことに妄想し放題。お迎えが来て良かったね…(笑)
ちなみに、2016年ホールツアー”虹”でこの曲が披露された際は、JENが犬役で遠吠えを披露していました(笑) 映像化もされているので是非!
「こんな風にひどく蒸し暑い日」
同じく26thシングル「Sign」収録の、こちらも捉え方によってはなかなか変態チックな楽曲。
その変態チックさに、ギターの田原さんが「ついていけないっす(笑)」とギブアップを宣言されていましたが、発売から13年後の2017年「Thanksgiving 25」のドーム公演にて初披露されました。(しかし、その後に行われたスタジアム公演ではセトリ変更により演奏されず、映像化もされなかったので、今やドーム公演に参加された人達の心の中だけに…。もったいない…!!)
エビバデ・クラップ・ユアー・ハンズ きっと素敵な事も沢山あるでしょう
でもこんな風にひどく蒸し暑い日は 思い出してしまうんだ
「ほころび」
28thシングル「箒星」収録の、どこか懐かしい初期のミスチルを彷彿とさせる切ない歌。
もうここにはいないはずなのに、心にずっと残り続ける”ほころび”。切ないですねぇ…。
君の匂いが好きだった 甘い匂いがした 夢から覚めると独りぼっち
君はもういない 寝転がってる 君はいない
「my sweet heart」
同じく28thシングル「箒星」収録の、オシャレな雰囲気のジャジーな楽曲。
おしゃべり相手は、”彼女”か”娘”かそれとも…。いずれにしても”my sweet heart”。
カップリング曲だからこそ垣間見れる、気の抜けた脱力系ジャズソング。
君は愛しい my sweet heart
恋に落ちそうだよ my sweet heart
「ひびき」
29thシングル「しるし」収録の、これまた隠れたクリスマスの名曲。
タイトルの候補に”クラッカー”や”響き”があったが、最終的にJENの一言で「ひびき」に決定となったそうです。楽曲の優しい雰囲気に合う、とても良いタイトルだと思います。
去年の誕生日 クラッカーを鳴らして 破裂する喜びに酔いしれていたけど
外を歩いたら銃声が聞こえる あの場所じゃ その音は 悲しげに響くだろうな
物事の”二面性”を大事にしているミスチルだからこそ気付ける、普段中々気にはかけないけど紛れもない”真実”。「ひびき」という単語を考えさせられる名フレーズだと思います。
そんな”血なまぐさいニュース”も私達は”引出しにしまうこと”しかできないけど、それでも生きていかなければいけないことを教えてくれる歌だと思います。
風のように 川のように 君と歩いていく
時に嵐に たまに流れに 飲み込まれそうになるけど
「くるみ -for the Film- 幸福な食卓」
同じく29thシングル「しるし」収録の、映画「幸福な食卓」の主題歌で「くるみ」の再録音源。
2005年のドームツアー「I ♡ U」で披露された半音下げのライブアレンジを基に再レコーディングされているため、間奏で桜井さんのハーモニカが聴けます。あのハーモニカ切なすぎてズルい(泣)
再録の理由については、映画主題歌に採用されることになり「くるみ」を聴き直した際に、「どうしてもっと素直に歌えなかったんだろう」と演奏よりも自身の歌に納得できなかったため再録となったそうです。
その後、36thシングル「ヒカリノアトリエ」でもスタジオライブ音源として再録されることになり、ミスチル史上最も録音されている重要な楽曲です。大名曲ですしね。
出会いの数だけ別れは増える それでも希望に胸は震える
引き返しちゃいけないよね 進もう 君のいない道の上へ
「ニシエヒガシエ [WEST Remix]」
CD盤の「B-SIDE」にのみ収録のシークレットトラック。
14thシングル「ニシエヒガシエ」に収録されている音源で、イントロが終わり歌が入った瞬間に歌無しのインストゥルメンタル楽曲に変貌します。
ラストには制作スタッフの紹介と日付、片言での「ゴセイチョウアリガトウゴザイマシタ」が収録されています。ドガ~ン。
おわりに
以上、「B-SIDE」Disc2収録の11曲を全曲ご紹介してみました。
なかなか表には出せない超個性派揃い、でもミスチルの素顔が垣間見れるアルバム作品だったと思います。長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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