こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、Mr.Children2枚目のアルバム「Kind of Love」を全曲ご紹介しようと思います。
それでは、どうぞ!
Mr.Children「Kind of Love」全曲紹介
「虹の彼方へ」
今作のオープニングを飾るのは、古くからのファンの支持を集めているであろう、終始サビが続く元気いっぱいなミスチル初期の名曲。
桜井さんのお気に入りなのか、初期楽曲の割にたま~にライブでも演奏されていたりしています。
I’m walkin’ on the rainbow 数えきれない 夢が溢れて
The future in my eyes wishes come true
“未来を見据えて、虹の上を歩いていく”。まさに、この後のMr.Children自身を予言しているかのような楽曲。桜井さん病床からの復活ライブとなった2002年“wonederful world onDEC21″アンコールでの、弾き語り.verが印象的でした。
「All by myself」
後の3rdシングル「Replay」のカップリング曲にも抜擢された、とてもCoolなミスチルを聴くことができるスタイリッシュな楽曲。
傷つくたびに 失うたびに 問いかけてるよ Be calm, Be cool
引き返せない Ah悲しみも僕の瞳で見つめる All by myself
間奏のアコースティックなギターソロは、ミスチル好きギタリスト達は痺れること必至。
映像作品「regress or progress ’96-’97 DOCUMENT」で貴重なライブ映像を少しだけ見ることができます。何故、フルで収録してくれなかったのだ…(笑)
いつかライブで披露されることを願っています。宜しくお願い致します。
「BLUE」
穏やかな演奏に似つかない、“他の誰かを想う君”をそれでも想う切ないラブソング。
隠しきれない その胸の中 今も誰かを 待ち続けて
また僕の 心を戸惑いの中に そして 今日も BLUE
それでも いいさ So I’m waiting for your Heart
それでも待ってしまうところが、優し過ぎますね…。この歌はそれに尽きますね…。
どうか、主人公が振り向いてもらえますように。
「抱きしめたい」
言わずと知れた王道のラブソングで、初期のミスチルを代表する2ndシングル曲。
抱きしめたい 溢れるほどに 君への想いが 込みあげてく
どんな時も 君と肩をならべて 歩いてゆける
もしも 君が さみしい時には いつも 僕が そばにいるから
前作「EVERYTHING」から、”幸せなラブソング”が意外と少なかったのでなんかホッとしますね。
ライブでは、ラストサビの「いつも 僕が そばにいるから」を上のハモリパートで歌うアレンジがたまらなく好きです。
オマケ情報ですが、世の女性陣の間では「抱きしめたい」は“好きな男性に歌って欲しい歌 No.1”かつ”好きじゃない男性には歌って欲しくない歌 No.1”という、カラオケで入れるのもギャンブルな、選ばれし男しか歌えない歌だそうです…。男性の皆様、お気をつけて(笑)
「グッバイ・マイ・グルーミーデイズ」
タイトル通りに退屈な日常を吹き飛ばすほど、主人公のワクワクが止まらないような楽曲。
忘れかけてた想いが 胸の中ではじけてる tul… We want to be happy
始まりそうな予感で 体中がしびれてる もう止められない
良い意味で、当時のミスチルにしか出せない”初々しさ”が溢れ出しているように聴こえます。
I want to be happy, You want to be happy I want to be happy, You want to be happy
こんなに幸せそうな主人公には、もう何も言うことは無いですね(笑)
ライブで唐突に演奏したら、大変盛り上がりそうなので是非やって欲しいものです。
「Distance」
かなり歪んだギターから始まる、2人の心の距離を描くクールな失恋ソング。
いつかはこんな日が来ると 互いに解ってたのに
それでも そばにいたのは 臆病だから? それとも今でも 愛しているから?
またまた悲しい歌…。やっぱり初期のミスチルは意外と悲しいラブソングが多いですよね…。
愛しい君の笑顔が 涙で にじむ前に さよなら 輝いていた想い出に 今
当時の楽曲と比べると、少し背伸びしたような”愛”を描いた大人のラブソングだと思います。
「車の中でかくれてキスをしよう」
こちらも知る人ぞ知る、古くからのファンにはお馴染みのミスチル初期の隠れた名曲。
この曲は、メンバーが当時好きだったバンドの“男女が(サイドミラー越しに)車の中でキスをしているアルバムジャケット”にインスパイアされて制作された楽曲だそうです。
車の中でかくれてキスをしよう 誰にも 見つからないように
君は泣いてるの? それとも笑ってるの? 細い肩が震えてる
この楽曲は、アコースティックな編成でレコーディングされており、楽曲の世界観が強く一気に吸い込まれてしまいます。初期のミスチル楽曲の中でも異質な存在だと思います。
2009年に行われた”終末のコンフィデンスソングス”ツアーのライブDVDに、当時の貴重な写真と先輩ミュージシャンからのアドバイスを胸に、歌われた時の映像が収録されています。是非。
「思春期の夏 ~君との恋が今も牧場に~」
ドラム担当の”JEN(ジェン)”こと鈴木英哉氏がまさかのメインボーカルを務める、ミスチル初期の隠れた問題作。仮タイトルはわかりやすく「ジェン・カントリ」だそうです。
明日になればきっと Ah 恋の果実 実るように
メジャーデビュー25周年を記念し、2017年に開催された”DOME&STADIUM TOUR2017 Thanksgiving 25″で事件は起きました。なんと、アフロを被ったJENがステージに登場し、20数年振りにこの曲が披露されました。「歌えるもんなら、歌ってみやがれ~♫」とお客さんを煽りながら(笑)
あのツアーのおかげで、ミスチルファンの間で一気に好感度が爆上げされたことでしょう!
「星になれたら」
こちらも古くからのファンにはお馴染みの人気曲で、 シンガーソングライター寺岡呼人さんとの共作楽曲。TVで歌手の絢香さんがカバーしたこともある、誰もが認める名曲だと思います。
さようなら 会えなくなるけど さみしくなんかないよ
そのうちきっと 大きな声で 笑える日が来るから
動き出した僕の夢 高い山越えて 星になれたらいいな
卒業時や上京する際に取り上げられることが多い、とても明るく前向きなお別れソング。
2007年の野外でのHOMEツアー~in the field~で久しぶりに演奏されていたのが印象的でした。
ラストのサビでは間髪入れずに転調し、シングル曲にも負けず劣らずの仕上がりだと思います。
「ティーンエイジ・ドリーム (I~II)」
ⅠとⅡでミスチル唯一の二部構成?となっている希少な楽曲。
形を変えてゆく teenage dream
もうあの時は 戻らないから 新しい夢を 抱きしめていよう
この初期のミスチルが歌うからこそ響くような、紛れもない事実を歌う名フレーズだと思います。
そして、後半のⅡパート部分は歌詞がカタカナ表記となり、
ソシテ ダキアッタママ ダキアッタママデ
テンマデ テンマデ イッショニノボリタイ
綺麗なパートⅠと本性を曝け出すパートⅡとの対比が次作の「versus」を彷彿とさせ、”テンマデノボリタイ”と歌う部分にあの問題作「深海」の要素が垣間見れる点が面白いですね。
まさに”少年時代”のような、汚れの無い綺麗なミスチルが聴けるのは今作「Kind of Love」までですね。この楽曲でその事実を確信できるかと思います。
「いつの日にか二人で」
ピアノとストリングスのみで構成される楽曲。以後の作品にも、たまに収録されている”Mr.Childrenの楽曲”というよりかは、“シンガーソングライター桜井和寿の楽曲”と言うべきタイプの先駆け的な1曲。
気が付けば いつも どんな時も あのひとで 溢れてる
心の中は また曇り空 いつの日にか 二人で…
相変わらず訳ありの切ないラブソングですが、それを補って余りあるほど美しいメロディライン。
個人的に、メンバー誰かの身に何かが起きるような事態にならない限りは、解散はあり得ないと信じているし、桜井さんご本人はとても嫌がりそうですが、もし”いつの日にか”Mr.Childrenを続けることが不可能になってしまっても、この曲のようにソロ活動は行って欲しいと思ってしまいますね。こんなに美しい楽曲を聴いていると。
おわりに
以上、「Kind of Love」収録の11曲を全曲ご紹介してみました。
これから大人になっていく、少年時代最後のミスチルが聴ける作品だと思いますので是非チェックしてみてくださいね!
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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