こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、ミッシェルガンエレファント5枚目のアルバム「CASANOVA SNAKE」を全曲ご紹介しようと思います。
それでは、どうぞ!
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「CASANOVA SNAKE」全曲紹介
「デッド・スター・エンド」
“オレの星には何も無いけど お前がいればぶっ飛んでいける”
もう私にはミッシェルからの宣戦布告にしか聴こえてこないですね(笑)
1発目から伝わってくるのが、今作「CASANOVA SNAKE」は攻撃的でかなりタイトな音に仕上がっているように思います。個人的にはミッシェルのオリジナルアルバムの中でも、1番”硬派”なアルバムだと思っています。
「コブラ」
そのタイトル通り、こちらもかなり攻撃的な楽曲。CD音源でこれですが、ライブだとこれ以上にバンドのテンションが凄まじいことになっております。(今作のほぼ全曲に言えることですが…)
今作のリリースツアー”WORLD CASANOVA SNAKE TOUR”の赤坂公演が、無加工でそのままライブ盤「”CASANOVA SAID “LIVE OR DIE”」としてリリースされているので、あの狂気のライブ音源を是非。無加工なので、音の汚さも含めてその場の臨場感が凄いですよ。
「ヤング・ジャガー」
前曲に続き、こちらも動物シリーズ。
チバさんの歌詞にはわりとたくさん動物が出てきますよね。扱われ方はともかく(笑)
若い血気盛んなジャガーとステージで踊りまくる自身を重ね合わせたような歌かと。
チバさん自身もイントロから既にテンションがぶち上がっております。そのまま次の曲へ…。
「プラズマ・ダイブ」
ミッシェルジャンキーズの大好物であろうクレイジーソング「プラズマ・ダイブ」。
この曲を筆頭に、今作「CASANOVA SNAKE」はミッシェルのアルバム史上でも、本当に演奏のテンションが高く、少し狂気すら感じるほどだと思います。3番間奏終わりのブレイクとかヤバくないですか?(誉め言葉)
CDでこのテンションですが、ライブでは更にヒートアップしております。あの速さでこのリフを弾き倒すアベフトシは本当に”鬼”です。真似するとたぶん左手が攣ります(笑)
「リボルバー・ジャンキーズ」
“もし、ミッシェル楽曲の中でライブ皆勤賞を授与するなら?”⇒恐らくこの曲だと思います。それぐらいライブで頻繁に演奏されていました。TV出演やフェス出演も含めて。
“これぞ邦ロック!”のような、とてもシンプルで分かりやすくて明るいポピュラーな1曲だと思います。良い意味でミッシェルらしさが薄く、この曲を嫌いな人はそうそういないかと。
ライブでは、アベのカッティングでイントロがレゲェ風にアレンジされ、ギターソロ後にはラモーンズのオマージュとしてウエノさんの掛け声で「hey! ho! let’s go!!」が追加されるのが定番となっていました。解散ライブでも演奏されていたミッシェル中期の代表曲です。
「ダスト・バニー・ライド・オン」
この曲が今作で1番説明不要な気がします。というより、語る部分が無い…(笑)
4コードのイントロに乗せて、チバがひたすらシャウトするのみ。漢(おとこ)の1曲。
楽曲展開や歌のメロディがほぼ無くても、ジェットコースターみたいに一気に最後まで聴かせるところがミッシェルの魅力だと思います。
かの有名な”ペットボトル事件”が起きてしまった楽曲としても有名です。
(”ペットボトル事件”についてはまた別途記事を投稿してみようと思っています)
「裸の太陽」
今作「CASANOVA SNAKE」は、前作「GEAR BLUES」リリースツアーで海外を回った様子が強く反映されているアルバムだと思うのですが、この曲だけタイトル然り、曲調やメロディも和風テイストが強めな気がします。
“メアリー・キャロル”を追いかけて、西へと進む歌? よくわかりませんが、渋くて硬派な曲です。
「ラプソディー」
“ラプソディー”とは、狂詩曲(きょうしきょく)=自由奔放な形式の楽曲のことだそうです。
この曲は先ほどの「ダスト・バニー・ライド・オン」とコード進行が似ており(ほぼ同じ?)、「ラプソディー」は歌モノアレンジ.verとして捉えることもできそうですよね。どちらが先かはわかりませんが(笑)セッションで楽曲を制作しているバンドならではかと思います。
「夜明けのボギー」
ミッシェル楽曲の中でも異色の楽曲。”狂詩曲”はどちらかというと、こちらの方な気もしますが。
気怠いチョーキングが印象的なバンドセッションで、”誰かとの通話”が聞こえてくる音源。
歌詞カードに歌詞が掲載されていないので、インスト楽曲とされているようです。以上。
「シルク」
「イカサマシルクは石油から出来てるので燃えやすい。」byチバユウスケ
硬派な曲調とは裏腹に、全てが嫌になったから全部燃やしてくれと懇願する歌。
アベさんの意外に器用な指引きギターソロも必見です。
「ピンヘッド・クランベリー・ダンス」
クランベリーは果物で、ピンヘッドとは”針の頭”=転じて”まぬけ者”という意味だそうです。
楽しげなリズムに、こんな歪み切ったベースが乗ってたら、頭からっぽにして踊れそうですよね。大人しめのダンサブルな曲かと思いきや、ドラムをきっかけに一変する緩急の差がとても激しい楽曲。
ミッシェルの話題になると、どうしてもチバやアベに目や耳がいってしまうのですが、ウエノさんとキューちゃんも本当に良い仕事をされているように感じます。タイトなリズムはもちろん、コーラスはリズム隊のお2人ですしね。
「アンジー・モーテル」
直訳で”天使のモーテル”。
散文的に書かれた歌詞から、“そこで何が起きたのか?”が浮かんできそうですね。
王道ド真ん中、3分間のロックンロール。
「GT400」
過去最多の収録曲数である今作、唯一の11thシングル曲。巷では”ルースターズ”へのオマージュと言われています。
さっきまでのダークな雰囲気が消し飛ぶほど、開放感に満ち溢れたバイクの歌。
解散ライブにおいてもアンコールにて「どっか行こうぜ~」と演奏。どこまでも連れてってくれ。
「ピストル・ディスコ」
今作最大の問題児。その由来を知りたい方は是非ともライブ映像をご覧ください。イントロのアベのギターリフが速すぎて、スリル満点の演奏になっております。本当に最高。
そんなテンポでも、Bメロの流れるようなベースラインを弾きこなすウエノさんがヤバいです。「世界の終わり」然り「ジェニー」然り、ライブでどんなにテンポが速くても複雑なベースラインを弾きこなすのが凄すぎます。
「ドロップ」
今作「CASANOVA SNAKE」のラストを飾り、そしてラストライブの1曲目に演奏された名曲。
こちらも「ブギー」と同じく、ミッシェルを好きになればなるほど染みてくる通好みの1曲だと思います。下記の”解散考察記事”にも書きましたが、この曲を解散ライブ1曲目に持ってきたのには意図があるように思えてなりません。(良かったら”解散考察記事”も読んでみて下さいね。)
歌詞部分を歌い終わり、歌詞には無い「ドロップの~!!!」と叫び続けるところは、キューちゃんのドラムも相まって神々しさすら感じてしまいます。大名曲だと思います。
おわりに
以上、「CASANOVA SNAKE」収録の15曲を全曲ご紹介してみました。
最も硬派で激しいミッシェルを聴くことができる名盤だと思いますので是非チェックしてみてくださいね!
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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