こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、ミッシェルガンエレファント3枚目のアルバム「Chicken Zombies」を全曲ご紹介しようと思います。
それでは、どうぞ!
thee michelle gun elephant「Chicken Zombies」全曲紹介
「ロシアン・ハスキー」
まるで、”何か”に巻き込まれて行くかのようなイントロ。
かすれ声の”ハスキー”と、犬の”ハスキー”を言葉遊びで掛け合わせたような歌。でも残念ながら”ロシアンハスキー”という犬種は実際には存在しませんので…。別に、いてもおかしくなさそうなんですけどね(笑)
こちらも初っ端からアベの高速カッティングがキレッキレです。それしか無いんかい!というヤジをも躊躇なく切り刻むような切れ味。いつまでも聴いていられます。大好きっす。
「ハイ!チャイナ!」
強烈なユニゾンチョーキングから、3連のリズムで繰り広げられる狂気。そこにチバのハープが炸裂。これを聴いてブチ上がらないロックンローラーはいないでしょう。ほんと最高。何も言うことがありません。
“吐きたいね 吐いちゃいな”。ほとんどインスト曲に近いような”勢い”と”熱量”しかない楽曲。
たまに、ウエノさんがマイクを丸ごと食べチャイます(笑)
「マングース」
こちらもアベの高速カッティングが響き渡る、とてもライブ映えする楽曲。初期は特にアベのカッティングが全面に押し出されている楽曲多数で良き。
今作のリリースツアーにて、「ロマンチック」から間髪入れずに立て続けで演奏されているのが死ぬほどカッコ良いので、未見の方は是非”THEE LIVE”をご購入の上ご覧ください。
歌詞に出てくる”She”とはもしかして、”ルーシー”のことですかね?
「ゲット・アップ・ルーシー(album version)」
言わずと知れた、初期ミッシェルの代表曲となった5thシングル。解散するまでライブでも頻繁に演奏されていました。実はあの”Superfly”がTVでカバーしていたりします。あのテイクもカッコ良かった。
そして、ギターでミッシェルをコピーしたい人の入門として最適な気がします。あのリフ、一生弾いておけるぐらい気持ち良いですよ!最初から最後までほぼ同じ演奏ですが、“コーラスの回数”で進み具合を把握するのがコツです(笑)
“何故ルーシーが眠り続けてしまうことになったのか”が、歌詞から透けて見えてくるのが切ない…。
「バードメン」
こちらも”ゲット・アップ・ルーシー”と並ぶ、初期ミッシェルの代表曲となった6thシングル曲。当時、この楽曲で多くの地上波テレビに出演し、ミッシェルが一躍ブレイクしたみたいですね。
「日曜のこんな朝っぱらから、あの~ありがとさん!」とチバの伝説的な迷言から始まる、”HEY HEY HEY”収録の映像は、これぞロックンロールバンドと呼ぶべき迫力の演奏です。必見!!
サビのメロディも無い、歌詞に意味も無い、(ライブでは)ギターソロも弾かない、コード進行すらも1つしかない、この上無いぐらいにとてつもなくシンプルな1曲を、堂々とシングル曲としてリリースし、それを爆音で演奏してそれがカッコいいって最高すぎるでしょ!!
ミッシェルガンエレファントが、解散しても今もなお多くの人に愛されている理由が詰まりまくってる1曲のような気がします。ほんとに最高のバンド。
「ブギー」
後期ミッシェルの雰囲気が垣間見える、玄人好みの通な1曲。
私もはじめは良さがあまりわかりませんでしたが、ある時から印象がガラッと変わった楽曲。それは、ロデオタンデムビートスペクターツアーでのチバさんの「ロックンロールは続いていくんだよ。」の一言でした。本当にその通りだと思います。
フラフラと8分も続いた演奏が、やがて歌が終わり、ギターが鳴り止み、次にベースが止まり、最後まで残ったドラムで楽曲を締めくくっているのが、めちゃくちゃ渋くて最高です。
「アイブ・ネバー・ビーン・ユー(Jesus Time)」
アルバムの前半と後半を区切るための、アイキャッチみたいな9秒の音源。以上。
「C O W 5」
今作の後半を幕開ける、”嵐の前の静けさ”のようなインスト楽曲。以上。
「カルチャー(album version)」
ライブでは状況によっては凶器にも成り得る、ライブでの鉄板曲となった4thシングル曲。ちなみに、こちらは新録のため、シングル盤収録の音源とは内容が異なるとのことです。地味にこういう所が本当にファン想いですよね。
これは何かのインタビューで明言されていましたが、「カルチャー、枯れちゃう」と言いたかっただけとのことです。それでこんな殺人曲を作れちゃうから怖い。
「サニー・サイド・リバー」
今作「Chicken Zombies」の中で1番初期ミッシェルっぽい楽曲。
“ライブでの盛り上がりに全てを懸けているような中期”、”何かを悟ってしまったような陰鬱さが見え隠れする後期”もそれぞれ大好きなのですが、この“爽やかで平坦な、疾走感溢れる初期”も大好きなんですよね~。
最後のツアー”LAST HEAVEN TOUR”でも初期の楽曲が多く演奏されたのも納得です。
「ブロンズ・マスター」
どことなく、ライブでの様子を歌っているように聴こえる楽曲ですね。以上。
本当はもっと歌詞を考察したような記事を書きたいのですが、ミッシェル時代のチバさん詩に関してはわからないものは一切わかんないっす…(笑) チバさん!ブロンズ・マスターってなんなんすか!?(笑)
「ロマンチック(broiler dinner version)」
マラカスの中身の気持ちを代弁し、珍しく未来への期待を歌っているような楽曲。
なら、アルバムの前半に収録されていても良いような気もしましたが、この収録位置は恐らく次の最終曲と繋がっているからかなと思いました。そして、今作のラスト…
「アイブ・ネバー・ビーン・ユー(King Time)」
アイキャッチのように使われていた楽曲のフルバージョン。それでも22秒しかありませんが。
深読みし過ぎかもですが、前曲で「これから何が/ここから何が/これでもまだか」と歌っていた、これから“ミッシェルガンエレファントが進む未来”は「(お前は)さわらないで かまわないで (オレも)さわらないし かまわない」と歌っているように聴こえてきました。だから”King Time”の副題がついているのではないでしょうか?
そう思うと、この曲の独特なリズムが”マラカスを振るようなリズム”に聞こえてこないこともないような気もします。
おわりに
以上、「Chicken Zombies」収録の13曲?を全曲ご紹介してみました。
初期ミッシェルと中期ミッシェルの過渡期のような両面を楽しめる名盤だと思いますので是非チェックしてみてくださいね!
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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