こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
今日は、ミッシェルガンエレファント8枚目のアルバム「SABRINA NO HEAVEN」を全曲ご紹介しようと思います。
それでは、どうぞ!
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「SABRINA NO HEAVEN」全曲紹介
「チェルシー」
後期ミッシェルらしい、重々しくジワジワと迫ってくるタイプの楽曲。今作は真っ赤なジャケットの通り、攻撃的な楽曲が多く収録されています。
ララララララ~からのカッティングに”チェルシー”もニヤニヤが止まらないはず。きっと。
「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」
かの有名なMステ初出演時の”t.A.T.uドタキャン事件”の際、2曲目として急遽演奏された楽曲。Mステでの伝説については別の記事で詳しくご紹介しているので是非読んでくださいね。
ミッシェルガンエレファント、あの"伝説のMステ"初出演回について詳細に書いてみました。全音楽ファンは知っておくべき奇跡の一夜だと思います!
とてもシンプルでわかりやすいロックンロールですが、初期や中期には無いズッシリ感が感じられる後期ミッシェルならではの楽曲だと思います。チバのシャウトでのブレイクが何度聴いても最高過ぎます。
この曲が苦手なミッシェルジャンキーは恐らくいない、痛快な文句無しの名曲。
「デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ」
前述のMステにはこの曲で初出演を果たしました。2曲目に全て持っていかれてしまった感は否めないですが、こちらも負けず劣らずのミッシェルらしい痛快な1曲となっております。
そして生放送で画面下に歌詞が表示されている中、チバさんは2番の歌い出しを間違えてしまいましたが、反則レベルにカッコいい誤魔化し方で乗り越えておられました(笑)
「甲高ぁ…うぅぅるりゃぁあああ~ 悪がつきものだって~♫」あれは必見です。
「水色の水」
ライブで先行披露されていた、今作で最もヘビーな暗い楽曲。
「SABRINA HEAVEN」からの世界観で歌われている、”存在しないもの”を探す旅。
その最果てに辿りついてしまった世界は“音の無い世界”。後期ミッシェルに同様の歌詞が多いのは偶然では無さそうなのが、少しせつないですね…。
「PINK」
ラストアルバムの実質最後に収録されている、聴くと「ミッシェルはまだまだいけたんじゃないか?」と考えてしまいそうになるミッシェル最後の名曲。
ラストツアーでは恐らく演奏されておらず、今作リリース時の「WILD WILD SABRINA HEAVEN」ツアーでのみ演奏された非常にレアな楽曲。幸い、「THEE LIVE」で映像化はされております。
終盤にテンポが一気に落ちて、「月にうたえば」と歌い終えた後は…
「夜が終わる」
全作「SABRINA HEAVEN」のラストに収録されている「NIGHT IS OVER」と対を成すインスト楽曲。より鮮明に聴こえるピアノはチバさんが弾いているそうです。
以上、6曲がミッシェルのラストアルバム「SABRINA NO HEAVEN」になります。
絶対に聴いて欲しい、アルバム未収録のラストシングル2作品
「エレクトリック・サーカス」
解散前最後の全国ツアー「LAST HEAVEN TOUR」のファイナル、2003年10月11日の解散当日にリリースした正真正銘のラストシングル曲。
歌詞を見れば一目瞭然で、”燃え尽きたミッシェル自身”を歌った楽曲。まさにミッシェルの生き様そのままのとてもシンプルで潔い演奏ながら、ミッシェルジャンキー達にはとても重たい歌であるでしょう。
「デビル・スキン・ディーバ」
ラストシングルのカップリングながら、緩急の差で迫りくるミッシェル史上最も凶悪な楽曲だと思います。
不穏な雰囲気で始まるイントロから一気に加速し、メロディもほぼ無く、ただひたすらチバのシャウトが炸裂しまくるのですが、まるで最後を惜しむ叫びのように聞こえてきて胸の中をグチャグチャに掻き乱されます。
「Girl Friend」
7thアルバム「SABRINA HEAVEN」ラストに収録されているインストゥルメンタル楽曲「NIGHT IS OVER」にチバさんがメロディと歌詞を乗せて歌った楽曲、そしてミッシェルガンエレファントの楽曲で唯一、チバさんの本音が歌われているように思える歌。
これまで聞き手には理解しがたい意味不明な歌詞や、架空の女性を歌う歌詞が多かったミッシェルの楽曲において、(恐らく)チバさんにとっての”ロックンロールを鳴らす意味”、そして”ミッシェルガンエレファントを鳴らす意味”が赤裸々に歌われているように思います。
何度も”I LOVE YOU”と歌う”あの娘 = Girl Friend”の名前は、きっと”Michelle”だと思います。
2009年に発売されたオールタイムベストアルバム「THEE GREATEST HITS」にも未収録ですが、ミッシェルファンならずとも必聴の大名曲だと思います。
おわりに
以上、「SABRINA NO HEAVEN」収録の6曲とラストシングル作品の3曲をご紹介してみました。
ミッシェルガンエレファントは解散当日、最後の最後まで数多くの名曲を世に送り出してくれた最高のロックンロールバンドですので、是非一度はミッシェルの音楽に触れて欲しいです。
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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