まだ1度もミッシェルガンエレファントの音を聴いたことが無い方は、CD音源を聴く前に先にライブ映像を観てください。きっと、その迫力に圧倒されることでしょう。楽器陣(特にギターのアベフトシさん)がCD通りのテンポで演奏することはほぼ無く、ボーカルのチバユウスケさんのしゃがれ声も相まって、清々しいほどのロックを聴くことができます。
初めて聴く人の中には、「うるさ過ぎて何が良いのかわからない、、、」と感じてしまう人も少なく無いと思いますが、「ミッシェル以外ロックじゃねぇ!!」と病みつきになってしまう方も少なく無いかもしれません(笑)
よく、好きなバンドを語る時に「○○は初期が最高だよね」「××以降はクソだよ」と同じバンドでも時期によって評価が別れるような話を聞いたことはありませんか?あるあるですよね。
ミッシェルも初期、中期、後期では別バンドと言っても過言では無いぐらいの変貌を遂げます。
文字にするとこれぐらい音もルックスも違います(笑)デビュー当時にTV出演で演奏していた”世界の終わり”と、幕張メッセ解散ライブでのラストに演奏している”世界の終わり”の映像を見比べると同じバンドとは思えませんので、是非。
最後に、ミッシェルは私に”ロックンロール”とはなんたるかを教えてくれたバンドです。ボーカルのチバさんがインタビューで「ミッシェルとは?」と質問され「独立国家」と答えたように、ボーカルのチバユウスケ、ギターのアベフトシ、ベースのウエノコウジ、ドラムのクハラカズユキ、メンバーの個性や演奏スタイルが確立されており、1人1人を取ってみてもスゴいのですがその4人が団結したあの爆発力こそが”ロックンロール”だと感じました。
残念ながらギターのアベさんは2009年に亡くなられており、もう2度とミッシェルの再結成はあり得ませんが、他の3人は今も現役でバリバリに活動されております。
今はもう観ることができない伝説のロックンロールバンド”THEE MICHELLE GUN ELEPHANT”を是非、聴いてみてください。解散ライブとなったオールスタンディングでの幕張メッセのライブは圧巻ですよ。
ベスト盤以外で、初心者の方にオススメする入門盤は4枚目のアルバム「ギア・ブルース」です。バンドの歴史で言うと、中期にあたる頃に発売されたアルバムで1番勢いがある頃に製作、発表されたアルバムになっており、1曲目の「ウエスト・キャバレー・ドライブ」からアルバムを通して、”重くて泥臭い”濃厚なロックを堪能することができます。またライブでの起爆剤となる「スモーキン・ビリー」「G.W.D」などのシングル曲や、ハイテンションな「サタニック・ブンブン・ヘッド」「フリー・デビル・ジャム」も収録されておりオススメです。そして、ラストに大名曲である「ダニー・ゴー」で爽快に突き抜けてくれます。必聴です!!
こちらの記事で全曲紹介しておりますので、良ければどうぞ!
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