Mr.Children 初心者へのススメ ~こんな人に聴いてほしい~
“説明不要の国民的モンスターバンド”
バンドにあまり興味の無い人でも、数多くの映画やドラマ主題歌、CMタイアップでたくさんの楽曲が色んなところから耳に届いてくる”Mr.Children”。通称”ミスチル”。その認知度、人気度は凄まじく、自らの記念ツアータイトルにも”POP SAURUS(ポップザウルス)”と度々名付ける程の自信っぷりです。
また、主題歌やタイアップ曲は聴きやすい王道的な楽曲が多く、ボーカル”桜井和寿”さんのイメージで「ミスチル=爽やか」なイメージを持っている方が多いかもしれませんが、個人的に”Mr.Children”の魅力はもっと奥深くにあると感じています。そこで今回は、あまりミスチルに詳しくない方にも興味を持って頂けるように、”Mr.Children”の魅力を簡潔にご紹介してみたいと思います。
こんな人に”Mr.Children”を聴いて欲しい。
- 綺麗事が嫌いな人
- 様々なジャンルの音楽を聴きたい人
- 人生に悩みながらも、一生懸命に”今”を生きている人
1、綺麗事が嫌い⇒「物事の表側と裏側、その両面を歌ってくれる」
ほぼ全ての楽曲の作詞作曲を手掛けているのが、ボーカルの”桜井和寿”さんなのですが、よくインタビュー記事で「物事には裏表がある」「視点を変える」という旨の発言が多いです。人間には”綺麗な面”もあれば、当然”綺麗ではない面”も存在すると思います。桜井さんの歌詞は”綺麗ではない面”とも真摯に向き合い、それを踏まえた上で”綺麗でありたい”という想いが根底に流れているように感じます。ミスチルのそういうところが、老若男女問わず幅広い層から支持されている所以なのではないかなと個人的には思っています。
ですので、ミスチルには「えっ…そんなことも歌詞にするの…?」と思わせるような歌詞も多数あります。I(アイ)、ファスナー、フェイクなどなど。
2、様々な音楽を聴きたい⇒「バンドサウンドに限らず、様々なアレンジがある」
インタビューでもほぼ必ずメンバー全員が口を揃えて発言している、Mr.Childrenが音楽を作る上で、最も大切にしていることが「歌」です。ギターの田原さん、ベースのナカケーこと中川さん、ドラムのJENこと鈴木さんの楽器陣3人がそれぞれ、桜井さんの「歌」を邪魔しないよう、「歌」がより映えるような演奏を心掛けており、楽器プレイヤーとしてのエゴ(こんな演奏がしたい、こう弾きたい等)はほとんど無いということです。ボーカルである桜井さん自身も歌い手としてのエゴが出ないように、メロディや歌詞などの「歌」を尊重し、音楽制作に取り組んでいるそうです。
よって、バンドサウンドである必要性が無く、楽曲がより映えるように様々なアレンジの楽曲が存在します。1番全てが歌とピアノだけの曲、シンセサイザーを多様したエレクトリックな曲、ブルース調の曲、ジャズ調の曲、フォークソングなどなど。同じ曲でも、ライブによってガラッとアレンジが変わる点もファンとしては楽しみなポイントです。
3、一生懸命に”今”を生きている⇒「Mr.Childrenが背中を押してくれる」
“こんなにやっかいな人生”なので、”誰も皆問題を抱えている”と思います。そんな時に、ミスチルはそっと僕らの背中を押してくれます。2019年現在、約200曲ほど発表されている楽曲達の中には、きっと今のあなたが悩んでいることに寄り添ってくれる曲が必ずあります。綺麗事ばかりではないミスチルだからこそ、あなたの心に響くものがあるのではないかと思います。
オススメの入門盤
ベスト盤以外で、初心者の方にオススメする入門盤としては2015年に発表されたアルバム「REFLECTION(Drip)」をオススメします。
このアルバムは約23年という長い間、ともに音楽制作を行ってきた小林武史さんから独立し、セルフプロデュース(バンドメンバー自ら監修すること)に移行した後に、初めて発表した作品で桜井さん曰く「持ってる全ての球種を使って投げ切った」というアルバムになります。
通常盤である(Drip)は14曲収録ですが、限定版の(Naked)には23曲もの新曲が収録されています。
Drip盤、Naked盤あわせて全23曲全曲を紹介した記事も書いてありますので是非読んでみて下さいね!
個人的にミスチル史上最高傑作だと思う、18thアルバム「REFLECTION」の{Drip}盤を全曲紹介してみました。
個人的にミスチル史上最高傑作だと思う、18thアルバム「REFLECTION」の{Naked}盤を全曲紹介してみました。
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