こんばんは、まんじろう(@manjirooblog)です。
この記事では、Mr.Children18枚目のアルバム「REFLECTION」から、{Naked}盤にのみ収録されている楽曲を全曲紹介しようと思います。
本記事は、{Drip}盤を全曲紹介しているこちらの記事の続きになります。
個人的にミスチル史上最高傑作だと思う、18thアルバム「REFLECTION」の{Drip}盤を全曲紹介してみました。
では、どうぞ!
Mr.Children「REFLECTION」{Naked}全曲紹介
「I Can Make It」
仮タイトルは「Don’t make it」。
前述の「Starting Over」を巡る一連の流れでの”悩み”や”苦悩”が、そのまんま歌詞になっているのではないかなと思うぐらい、歌詞や歌い方が非常に生々しい感じがします。
ドキュメンタリーでも発言していましたが、桜井さんは非常に歌い方にこだわるそうです。1曲1曲が持つ雰囲気を感じ取り、その曲が求めている歌い方が出来るまで何テイクもレコーディングを続けていました。ラストサビのアコギ1本になるところの「ア~イディアァ…」の歌い方が切ない…。
ですが、そんな苦悩ですらも無駄にせず、歌詞になり、曲になるところが流石ですね。
「ため息に溶け 飛んでいけ」
「I Can Make It I Can Make It I Can Make It 」
区切り方で見事に韻を踏みつつ、歌詞の意味的にも切実に畳みかけているのがスゴい。
本当に名曲だと思います。
「ROLLIN’ ROLLING ~一見は百聞に如かず」
仮タイトルは「ギミーブレイカー」。ローリングストーンズの2曲を合体させて拝借。
この曲はFC限定ツアーでも、映画でも披露されておらず、CMタイアップやドラマ主題歌にも使われていませんし、Drip盤にも収録されておらずで、Naked盤で完全に初登場の楽曲でした。そして、「REFLECTION」におけるダークホース的な曲でした。
歌い出しとイントロでノックアウトされたのは、絶対に自分だけじゃないはず。ぶっきらぼうな歌い方のおかげで「あんたは有能~」が歌詞カードを見るまでは「and I you know?」かと思っていました(笑)
「百聞は一見に如かず」ということわざから始まり、「人生の不条理」を聞かせる主人公が、最終的には「お前の目で見ろ!!」と展開する歌詞がとても痛快です!!
演奏面では、イントロのかなりロックなギターリフもさることながら、サビでのナカケーの攻め立てるようなベースがとてもカッコ良く、全体的にロックな“攻めのミスチル”が聴けると思います!!
いまだにライブで演奏されたことが無いかと思いますので、是非とも演奏(やっ)てください。
「放たれる」
6th配信限定シングルであり、35thシングル「足音 ~Be Strong」のカップリング曲。
この曲の第一印象としてはあまりパッとせず、変わったメロディーの曲だなと思うぐらいだったのですが、聴き慣れてメロディーが耳に馴染んできたころに一気に化けてきました。
恐らく「誰のせいにもできない不運」によって、「二度とその温もりに触れな」くなってしまった女性の歌ですよね。汚れの無い”透き通るようなバンドサウンド“に乗せて歌われる、主人公である女性の”誠実な強い想い“に、聴く度に泣きそうになってしまう名曲だと思います。ラストサビの「それで強くなれるぅ!!」のところとかヤバいです。鳥肌が。
音楽雑誌でのインタビューにて、インタビュアーが「1サビで“もう1度”、ラストのサビで“もう2度と”になるリリックには鳥肌が立った。なぜシングルにしなかったんだ!」と桜井さんは怒られたそうです(笑)
「街の風景」
住友生命CMソング。仮タイトルは「ラララ2」。
そして「クリスマスの約束2013」というTV番組で、この曲を元に”小田和正”さんと共作した「パノラマの街」という別の曲が存在しています。
この曲には、「職場で言われた何気ない言葉に救われたOLさん」「過去の自分に縛られたくないと必死にもがく作家さん」「昨日ケンカしたパートナーの帰りを待つ主人公」の3人です。
3人それぞれにその人の”日常”があり、”悩み”があり、そして”願い”があります。この歌に登場するのは3人だけですが、今を生きている人それぞれにもやはりその人の”日常”があり、”悩み”があり、そして”願い”があります。そんな歌。
個人的にこの曲は「この~まま~」と「できる~なら~」のコーラスに尽きると思っています。
ミスチルお得意の「地味だけど優しい」タイプの曲。超オススメです。
「運命」
カルピスウォーターCMソング。仮タイトルは「ライト マイ KAN」。
カルピスに似合いそうな、夏に似合いそうなとても爽やかな曲。野外でのライブとなるスタジアムツアー”未完”でも演奏されていました。
特に何の捻りも無いほど単純明快でわかりやすい歌詞で可愛いラブソングだと思っていたら、衝撃的だったのが2番のサビでした。好きな子で…、1人で…、カルピスのCMソングで…、さすがです…(笑)
でも、そんなことも隠さずに爽やかに歌えるのもミスチルのスゴいところだと思います(笑)
「You make me happy」
仮タイトルは「モダン Jazz POP」。まさに仮タイトルそのまんまな曲だと思います。
キーボードやブラスたっぷりのJazzyなサウンドに乗せた、落ち着いた大人のラブソング。
「趣味はまるで合わない」けど、「きみといるこの時間」が「きみといるこの暮らし」が僕を幸せにさせる(=You make me happy)。
「REFLECTION」を引っさげた2本のツアーでは演奏されませんでしたが、スタジアムツアー”未完”の後に開催されることになる、ホールツアー”虹”で演奏されていました。
「Jewelry」
仮タイトル「大野ミッシェル雄二」。こちらも大人の色気漂うセクシーな楽曲。
綺麗なサウンドとは対照的に、歌詞はなかなかドロドロとした表現で歌われています。
「憧れのあの人への”想い(=Jewelry)”を、泥水のような日常からなんとか汚さずに死守する切実なラブソング」
いまだにツアーでは演奏されていないレア曲かと思います。
「遠くへと」
仮タイトルは「はじまり」。
「REFLECTION」収録されている”歌”の中で、最も短い”手のひらサイズ”の楽曲。
バイクにまたがり、ただひたすら「遠くへと」前に進むだけの歌。
Naked盤での曲順で言うと、ピアノインストである「REFLECTION」を境目に、それ以降の楽曲はどれも”ひたすら前に進む”曲ばかりなんですよね。
「I wanna be there」
ついに最後の曲まで辿りつきましたが、仮タイトルは不明です(笑)
この曲は解放感と脱力感と伸び伸びしてる感がスゴい。なので、この曲は歌詞云々よりも雰囲気がすべてな気がしています。「~there」「~って」「~ぜ」で韻を踏みまくってますしね。
でも歌詞で衝撃的だったのが、歌われてはいませんが「(笑)」が使われていたことですね(笑)
ちなみに、この曲のギターソロは田原さんではなく、桜井さんが弾いています。田原さんと対照的に、桜井さんのギターソロは音数が多いのが特徴的ですね。
「REFLECTION」アルバム全体の感想 ~どちらがオススメか?~
以上、Drip盤とNaked盤を合わせまして全23曲をご紹介してみました。最後まで読んで下さった皆様、本当にお疲れ様でした。ありがとうございます。
アルバム「REFLECTION」とは?
最後にアルバム全体としての感想を言うと、
「Mr.Childrenがこれまで長年培ってきた“音楽の要素”を全て散りばめて、作り上げた全種類の楽曲達が互いに乱反射(=REFLECTION)してキラキラ光っている夢のようなアルバム」だと感じました。
「REFLECTION」には本当に、これまでのミスチル全てのタイプの楽曲が詰まっていると思います。誰かにミスチルのオリジナルアルバムを1枚オススメするなら、このアルバムが最適かと思います。
{Drip}盤と{Naked}盤どちらを聴くべきか?
個人的な意見としては、「Drip盤未収録の曲が強過ぎる」「収録されている曲順が完璧」という理由でNaked盤をオススメします。
ただ、もう少し気軽にミスチルを聴いてみたいという方はDrip盤でも十分「REFLECTION」の世界観を堪能できるかと思います。
USBタイプとして発売されたNaked盤は現在ではプレミア価格がついてしまい、入手困難ですが音楽配信サービスなどではDrip盤、Naked盤とも聴くことが可能とのことです。是非チェックしてみてくださいね。
アルバムの後はライブも是非♫
- 制作途中であった「REFLECTION」楽曲を初披露したFC限定ツアーを映画化
- ルーティンを破り「REFLECTION」発売前に行われたアリーナツアー
の2本が収録された映像作品。
- 「REFLECTION」発売後に盛大に行われた野外でのスタジアムツアー
- 豪雨の中での演奏となった”日産スタジアム”での公演を収録
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